ファンケルは、2016年3月28日、経団連ホールにて行われた「生物多様性民間参画パートナーシップ 第5回会員会合 兼 経団連自然保護協議会2015年度活動報告会(主催:経団連自然保護協議会事務局)」に、事例発表及び各企業様とのパネルディスカッションに登壇いたしました。
(概要は、こちらをご覧ください)
テーマは、「事業活動と共に取り組む生物多様性の保全」で、モデレーターの金沢大学大学院 人間社会環境研究科准教授 香坂 玲氏の進行のもとファンケルは、株式会社 イトーキ 小島 勇氏、凸版印刷 株式会社 齋藤 達也氏と共に、会場の皆様の質疑応答も交えながら各社の生物多様性について情報を交換しました。
ファンケルは、これまで捨てていた鮭の鼻軟骨を有効利用した腰痛の緩和にお役立ていただけるサプリメント(商品名:コシラックス)や、販売ができない形の悪い粒を鶏の餌に有効利用している「発芽米」、関連会社のアテニア化粧品のメイク落としの原料として使用している「アルガンオイル」などをご紹介しました。
「アルガンオイル」は、絶滅の危機に直面しているモロッコのアルガンツリーから採取されるアンチエイジング効果が期待されている貴重なオイルで、日本でも注目されています。このオイルを、原料として調達することで、環境保護と、そこで働く女性の経済的支援にも役立っていることなどをご紹介し、参加者の皆様にも興味を持っていただきました。
質疑応答では、「各社が紹介した生物多様性活動は、事業展開として成り立っているのか?」という厳しい質問などもありましたが、「幸い原料調達部門では順調に運用できていることと、現在取り組んでいる生物多様性活動を、各部署を巻き込むことで、更に商品や原料の種類を拡げていくことが課題だ」との弊社担当者の発言に、参加者から好意的な声が寄せられました。
登壇するCSR推進事務局担当者
3社の事例発表
パネルディスカッションで発言する弊社担当者