2017年2月17日、「ファンケル健康増進プログラム 健康増進チームチャレンジ」の表彰式を行いました。
「ファンケル健康増進プログラム」は、従業員の健康増進と医療費削減を目指す活動として、2015年1月より、(株)ファンケルヘルスサイエンスが、当社グループの従業員に向けて、参加者の「健康診断結果」や「生活習慣」の状況に基づき、健康カウンセラーが、個人に合った運動・食事・サプリメントなどのアドバイスを行う1年単位のプログラムです。
参加した従業員は、健康意識や生活行動が変わり、1年後の「健康診断」の結果が改善するなど、具体的な成果が表れています。
「健康増進チームチャレンジ」とは、2016年6月〜12月の期間、「ファンケル健康増進プログラム」に参加しているメンバーが、任意で3人で1チームをつくり、「減量」や「健康診断の数値改善」などを、ポイント制にして競った「社内健康コンテスト」です。
1か月の平均歩数が、9,000歩(女性は8,500歩)を超えたら「1ポイント」。体組成を1か月に10日以上測定したら「1ポイント」。サプリメントを1か月に24日以上摂取したら「1ポイント」など、毎月チームごとにポイントを貯めていきます。
さらに、年に1度の「健康診断」では、1kgやせる毎に、腹囲が1cm減る毎に、体脂肪が1%減る毎に、それぞれ「1ポイント」。さらに健康診断のA判定以外の項目が改善した場合も、その改善レベルによってポイントが得られます。
結果、毎月の取り組み(歩数、体組成、サプリメント)で得られるポイントが最多チームは、『コツコツ取り組み賞』、「健康診断」結果の改善で得られるポイントが最多チームは、『数値改善賞』、総合得点が最も高いチームは『優勝』となり、参加12チーム36名のメンバーは、それぞれ、各チームの強みを活かす戦略を練り、競い合いました。
表彰式では好成績を収めたチームが行っていた工夫などを紹介し、「なるほど!」、「その手があったか!」と、今後の取り組みへの気づきの場にもなりました。
横浜市は、「第1回 はまっ子未来カンパニープロジェクト」を2016年8月に始動させました。この活動は、「キャリア教育」の一環で、企業や各種団体が強みを生かし、学校と協働で、子どもの「社会性」や「自立性を養う」ことを目的としています。
横浜市立の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校から27校、約2,000名に対し企業や各種団体からは25企業・団体が参加・協力。
(株)ファンケルは、「横浜市立横浜商業高等学校」と、「横浜市立西が岡小学校」のパートナーとなり、「健康」というテーマで、約半年間の活動を行いました。
「横浜市立横浜商業高等学校」は、2020年の東京オリンピック、パラリンピックの開催を見据えて、「スポーツゴミ拾い」を企画。スポーツのようにルールを設定し、車いすの方々と生徒が一緒にゴミ拾いをする活動で、障がいをもつ方との共生や、地域貢献などを学ぶ機会となりました。
一方「横浜市立西が岡小学校」の子どもたちは、「オリジナル健康体操を作って地域に広める」という目標を立て、ファンケルが、「健康」についての授業と、「ファンケル青汁」を提供するなどの協力をしました。
子どもたちが考えた「オリジナル健康体操」では、ファンケルから「動きが早くて高齢者には難しい」とアドバイスをすると、子どもたちが、ゆっくりとした動きに改良し、さらに高齢者施設へ出向いて高齢者に実践してもらうなど、積極的な行動で、実現に向け努力を重ねたところ、地域の方が笑顔で協力してくださり、「オリジナル健康体操」は、無理なくできる「レインボー体操」と称して完成することができました。
そして子どもたちの取組みは、2月27日(月)、「地域感謝祭」で披露されました。
保護者や地域の方、約80名が学校に招待され、「レインボー体操」の発表や「ファンケル青汁ホットケーキ」などの提供を行いました。
子どもたちからは、「健康や運動についてこんなに考えたのは初めてだった。ファンケルさんに会って、やりたいことがどんどん実現していったことがうれしかった」と話し、子どもたちの「社会性」や「自立性を養う」ことに貢献できた活動となりました。
従業員による寄付活動「もっと何かできるはず基金*」は、従業員の給与天引きで集まったお金をもとに寄付を行うため、従業員代表による運営委員会を構成し、定期的に委員会を開催しています。
さる2月10日、第10期 3回目の運営委員会が開催され、寄付先の団体の「特定非営利活動法人 国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター」の馬場幸子氏、中山町子氏、村明子氏の3名をお招きし講話を行いました。
講話では、「自殺防止センター」が実際に取り組んでいる活動や、もし「死にたい」と言われたら、どのように接したらよいかなど、実例をあげながらわかりやすく、ご説明いただきました。
セミナーの中で、「ただ話を聞くだけでは、相手は本当の気持ちを話してくれません。
相手の問題に向き合い『悩みを充分聴く』、『奥底の気持ちを聴く』ことで、相手は安心して話をすることができます」というお話がありました。お客様と接する窓口部門の従業員はもちろん、それ以外の従業員も日々の生活の中で、非常に参考になるお話でした。
これからも「もっと何かできるはず基金」は、「地域」と「ハンディキャップ」のある方々との交流のため、寄付活動を行ってまいります。
ファンケルでは社会貢献活動の一貫として、美と健康に関するセミナーやサービスを、福祉施設や特別支援学校などで実施しています。
2月度は、身だしなみセミナー20件を下記の表の通り実施いたしました。
また各会場では、次のような感想が寄せられ、多くの方に喜んでいただきました。
“洗顔だけで、素人にもわかるほど見違えて、美白になった(男子)ことに、生徒自身も教員もビックリ。生徒たちが身だしなみ体験を通じて、楽しいことという実感をもったことがもっとも有意義だった。”
・・・・・2月1日の「大阪府立堺支援学校」のご参加の先生から
“メイクが楽しかった。”
“これから身だしなみに気をつけようと思った。”
・・・・・2月1日の「大阪府立堺支援学校」のご参加の生徒さんから
“ネクタイが難しかったけど、かっこよくなって嬉しかったです。”
“初めてお化粧をさせてもらいました。ちょっと恥ずかしかったけど、かわいくなって嬉しかったです。”
・・・・・2月7日の「千葉県立君津特別支援学校」のご参加の生徒さんから
“またやりたい。”
“かわいくなってうれしい。”
・・・・・2月15日の「横浜国立大学教育人間科学部附属特別支援学校」のご参加の生徒さんから
“生徒たちがいい笑顔でセミナーを聞いていたので良かったと感じました。”
・・・・・2月15日の「横浜国立大学教育人間科学部附属特別支援学校」のご参加の先生から
“これからも身だしなみに気をつけていきたいです。ありがとうございます。”
“顔を洗って化粧液をつけてうれしかったです。卒業したら社会人なので顔の手入れをしたいと思います。”
・・・・・2月21日の「神奈川県立茅ヶ崎養護学校」のご参加の生徒さんから
ファンケルでは、「メイクセミナー」、「メイクサービス」、「健康講座」、「ハンドマッサージ」などを、ファンケルグループの社会活動方針でもあります、ハンディキャップをお持ちの方々などを中心に、ご要望に応じて、社会貢献活動として実施しております。
ファンケル本社から徒歩10分程にある「認定特定非営利活動法人 さなぎ達」では、「木曜パトロール」と称して路上生活の人たちが夜だけ住むJR関内駅周辺横浜寿地区を定期的に夜回りし、生活用品や衣類、温かいスープ等の提供を行っています。
2月16日(木)、夜8時45分から10時頃まで、「さなぎ達」の職員の方を先頭に集まった支援ボランティアたちが10人ほどのチームで二手に分かれて行うパトロールに、ファンケルの従業員有志7名が参加しました。
駅の地下道に行くと、昼間の風景は一変し、通路の両側に段ボール箱で仕立てた寝場所で時間を過ごしている人たちが生活していました。
参加者たちは、「さなぎ達」が集めた衣類や、使い捨てカイロ、温かいスープなどをお渡ししながら、「私たちも、もし職を失うことになったら決して他人事ではない」と感じたパトロールでした。
「認定特定非営利活動法人 さなぎ達」の活動は、1983年に横浜で起きた若者によるホームレス襲撃殺傷事件をきっかけに、「路上生活者の現状を知ろう」と有志たちが路上生活者と対話をしたことが始まりです。
なんらかの事情で仕事や家族や住む場所までも失い、公園や地下道などで野宿をせざるを得ない人たちに「さなぎ達」が相談窓口を開設し、行政のサービスにつなげていくことや、昼間の交流の場「さなぎの家」をつくり、誰でも利用できる「さなぎの食堂」や、障がい者就労支援事業「てふてふ」など、支援活動は多岐にわたり広がりを見せています。