ファンケルには「タッチマークシール」という化粧品のサービスがあります。「タッチマークシール」は、製品の略称を黒色で大きく書いたシールに凹凸のマークを付けたもので、高齢者や視覚障がいのある方に同じ形状の容器を触って区別していただこうと、社会福祉法人日本点字図書館監修のもと1998年6月に誕生しました。
「なぜ、点字ではなくマークを採用したのか?」それは、点字を読める方の割合は全盲の方のうち1割程度しかいないと分かったためです。そして、高齢者施設や盲学校などで、タッチマークシールを紹介し、必要とする方にサービスを伝える活動を続けています。
6月11日(日)には、鶴見大学(神奈川県横浜市)で開催された「第26回視覚障害リハビリテーション研究発表大会」にブース出展し、タッチマークシールの紹介と視覚障がい者向けメイクセミナーを実施しました。視覚障がいのある方、福祉や医療関係者など約350名の方が来場され、ファンケルのブースも多くの方が立ち寄りました。
メイクセミナーでは、専門のスタッフがお客様に似合うメイクの色を選び、ご自身でも出来るメイクの方法などを、お一人様約20分間マンツーマンでお伝えしました。
参加者からは「似合う色を教えてもらえてうれしかった」「自分でもメイクが出来て自信になった」「素晴らしい取り組み」などお喜びの声を多くいただきました。
高齢化に伴い「見えづらさ」を感じる方は増えています。ファンケルは、どなたさまにも快適にご使用いただけるサービスを目指してまいります。