神奈川県は、女性の活躍において、男性リーダーの意識改革を働きかけ、社会的なムーブメントの拡大を図る「かながわ女性の活躍応援団」を、2015年11月に、黒岩県知事と企業のトップ10名で結成しました。11月7日に行われた、3回目となる全体会合は、代表取締役 社長執行役員の島田和幸も団員として参加しました。
11月7日に行われた、初の「拡大意見交換会」は、①多様な働き方改革②女性のキャリアアップなどの人材育成③社会的ムーブメント拡大の3つのテーマで具体的な取り組み事例を、お互いに報告しました。
島田は、多様な働き方改革として、在宅勤務の本格展開、サテライトオフィス勤務のテスト導入、フレックス勤務適用部署の拡大、さらにはコアタイムなしのスーパーフレックス勤務の導入準備を進めていることを発表し、制度面のみならず所定外労働時間の管理強化を目的とした管理職研修・部署長への長時間労働者是正報告の提出を義務化し、運用面での改革も同時に行っている事例を発表しました。
今後も健康経営宣言に基づき、全従業員が美しく健やかにいきいきと働く環境づくりを、強く推し進めてまいります。
ファンケルは、女性の管理職比率が4割以上と、非常に高い企業ですが、2018年度の50%を目指し、様々な取り組みをしています。
柔軟な働き方を目指し、在宅勤務のテスト実施や、男性も育児に参加しやすい環境を推進するため「配偶者出産支援休暇」の取得率向上を目指しています。
今後は短時間勤務の従業員を支える他の従業員をサポートするしくみも検討するなど、ファンケルはこれからもワークライフバランスを大切に、働きやすい環境づくりに取り組んでまいります。
●ファンケルの女性の管理職比率の推移、ダイバーシティの推進は、こちらをご覧ください。
●ファンケルのワークライフバランス推進、様々な休暇制度などの取組みは、こちらをご覧ください。
2017年度、横浜市では食品ロスの削減などに熱心に取り組み、他の模範となる事業所を表彰する新たな制度として「横浜市食の3Rきら星活動賞」が創設されました。
今回、ファンケルは社員食堂の食券販売数に合わせ利用者数を正確に把握し、仕込みをすることで、食べ残しの発生を防いでいることが評価され、「発生抑制部門」で受賞しました。表彰式では、横浜市副市長の平原敏英さんより、取締役副会長の宮島知美へ表彰状が贈られました。
また、「発芽米」の糠や屑米、「青汁」の原料となるケールの搾りかすを飼料としてリサイクルするなど、日頃から行っている私たちの取り組みも併せて紹介されました。
環境の担当者は「第1回の受賞ということで大変光栄なことと感じています。これからも地元企業として責任のある行動や取り組みを続けてまいります」と、これからの抱負を語っています。
「横浜市食の3Rきら星活動賞」の詳細はこちら
ファンケルでは、プロ野球OBによる子供向け野球教室「ファンケル キッズベースボール」を2010年から開催しています。
この野球教室では野球指導だけでなく、使わなくなった用具を回収し、国際協力機構(JICA)などの協力のもと用具不足に悩む国へ寄贈もしています。
ファンケルのスローガンは「キッズの笑顔が世界の元気」。野球を通して世界中の子供たちに笑顔を届ける活動です。
11月18日〜23日には、ファンケル キッズベースボールの総監督である原 辰徳さんと、講師の宮本 和知さん(ジャイアンツOB)、駒田 徳広さん(ジャイアンツOB)、西山 秀二さん(カープOB)、久保 文雄さん(ベイスターズOB)が南米のペルー共和国の首都リマ市の子供たちへ用具を届け、野球教室を開催しました。(主催はJICA、ファンケル キッズベースボールが協力で開催)ファンケルの従業員もペルーを訪れ、野球教室の運営に携わりました。
1899年、ペルーは南米で日本人が初めて移民をした国で、現在10万人の日系人がおり、野球は日本人の心を伝えるスポーツとして愛されています。
開会式には、在ペルー日本国大使 特命全権大使やペルー体育庁長官も参列され、見学に集まった多くの人々から熱烈な歓迎を受けました。
原さんは「教えてもらってわかった時には『はい』と言いましょう。」と子供たちに話し、野球技術だけではなく、礼儀や挨拶、思いやりの心をしっかりと伝えました。
原さんと講師はリマ日本人学校で子供たちとボール遊びを行い、日系人協会なども訪問するなど熱心に活動され、ペルーの人々に元気と笑顔を届けました。
11月22日、東京海上日動ベターライフサービス株式会社より、現役のケアマネージャーでもある泉洋枝さんを講師に迎え、「仕事と介護の両立セミナー」を開催しました。
誰にでも起こり得る家族の介護というライフイベントにおいて、介護が現実化しても事前の知識を持つことで慌てず対処でき、働き盛りの年齢で介護による離職に陥らないようにするための、仕事と介護の両立支援のセミナーです。
昼食時間を利用したランチセミナーは、40名の従業員が参加しました。
「仕事と介護の両立のためのポイント」、「公的介護保険制度の賢い利用」、「介護に要する費用」などの講義のほか、二人一組で立ち上がりの介護技術体験も行い、介助の実践を学ぶことができました。
参加した従業員からは、「具体例が多くわかりやすかった」、「事前の知識を得ることで心構えができる」、「介護の暗いイメージがあったが不安が少しなくなった」などの感想が寄せられました。
幅広い層の従業員が参加しました
力のいらない立ち上げ方を実習
10月28〜30日、皇太子さまを迎え開会式が行われた「第17回全国障がい者スポーツ大会 愛顔つなぐ愛媛大会」のボウリングに株式会社ファンケルスマイル(*)の長溝 祐也さん(2013年4月入社)が出場し、4位に入賞しました。
長溝さんのお父さんによると、長溝さんとボウリングの出会いは、祖母と一緒に行ったボウリングで、興味を持ったので続けて通ったところ、ボウリング場の方から「(障がい者の)大人のチームに、祐也君を出してみませんか。彼なら落ち着いているから大丈夫。」と、お話をいただいたことがきっかけだそう。現在もそのチームに所属していて、皆さんと一緒に練習や大会などで活動しています。
気持ちはすでに次の大会に向いている長溝さん。今から来年に向け、練習に励んでいます。