研究成果

「ケール青汁」がアトピー体質を改善する?

第58回 日本栄養食糧学会

POINT

  • ■ケール(※1)青汁常飲者では、「アトピー性皮膚炎症状を示す指標」が、アトピー体質ではない人のレベルに近いことがわかりました。

 ファンケルでは、ケール青汁がからだの健康に及ぼす影響を研究し、これまでに、ケール青汁の成分がアレルギーの緩和に役立つ事を確認してきました。本試験ではアトピー性皮膚炎の人を対象に、ケール青汁を飲む習慣の有無と血中のアレルギー成分や肌状態との関係を調べました。

 その結果、日常的にケール青汁を飲む習慣のある人は、飲む習慣のない人に比べて、血中好酸球数(※2)が少なく(図1)、血清IgE値(※3)も減少していることがわかりました。さらに、ケール青汁を飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて、頬の角層水分量(※4)が高いこともわかりました(図2)。

 このことから、ケール青汁を日常的に飲むことによって、体質が改善されアトピー性皮膚炎の症状が軽減する可能性が期待されます。

用語解説

※1 ケール

キャベツの原種といわれるアブラナ科の野菜。多くの栄養をバランスよく含み、「スーパー野菜」とも呼ばれています。

※2 血中好酸球数

好酸球はアレルギー反応に関わる白血球の一種。血液中の好酸球数の増加はアトピー性皮膚炎症状の悪化の指標になります。

※3 血清IgE値

IgE(免疫グロブリンE)はアレルギーに関わる抗体。アトピー性皮膚炎患者の7〜8割で血清IgE値が増加しているといわれています。

※4 角層水分量

お肌のうるおいを現すパラメータ。一般に、アトピー性皮膚炎の人の肌は、角層水分量が少ないことがわかっています。

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