研究成果

肌のより深くに、より多く有効成分を届ける新極小ナノカプセル

第58回SCCJ(日本化粧品技術者会)

POINT

  • ■極小ナノカプセル(※1)は肌の深いところまで届くものの、内包量が少ないことが問題でした。
  • ■カプセル膜を薄くし、小さくても成分を多く内包できるようにしました。

 有効な成分を素早く肌の奥まで届けるために、ナノカプセルが化粧品に使われています。しかし、肌の奥に届くようにカプセルを小さくすると、内包できる量が激減し、届けられる成分が少なくなってしまいます(図1)。

 この課題を解決するために、カプセルの膜厚に着目し、画期的なナノカプセル化技術を開発しました。ある特殊な膜補助成分を用いることで、カプセルの膜厚を薄くし、微細でかつ内包量の多いカプセルを調製することができました(図2)。また、うるおい成分を内包したこのカプセルを化粧水に配合し、その効果を試験したところ、角層の深い部分がうるおうことを確認できました。

用語解説

※1 ナノカプセル

有効成分を内包したナノサイズ(1ナノメートルは10億分の1メートル)のカプセル。微細化することで、皮膚の細胞間を通ることができ、肌への浸透力が高まります。

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