
MENOPAUSE Action
更年期に関する
ファンケル社内に向けた取り組み
更年期に関する
ファンケル社内に向けた
取り組み
女性が多い企業ならではの教育や制度のあり方
ファンケルは女性従業員が約80%をしめており、「女性の健康」については当事者だけでなく、性別や立場の違いも含め全員が知識を持つことが重要であると考えています。女性の健康に対する知識を深めるための「セミナー」(更年期・PMS・女性ホルモン・乳がん・女性特有の疾患等)や「健康フェス」(骨密度測定・乳がんモデル体験・保健師相談)の実施、また、女性自身の健康に対する取り組みとして「健康診断費用負担の充実」(子宮頸がん検診・乳がん検診・骨密度)、「受診しやすいクリニックや妊娠・不妊相談ができる窓口の案内」等を行なってきました。
働きやすさという点では、フレックスの活用やリモートにおける在宅勤務等の勤務体系を推奨し、育児や介護、突発的な体調不良などにおいても柔軟な働き方ができる体制を敷いています。また、女性特有の人事制度としては生理休暇を用意しています。
性別や立場の違いを超えた
理解づくりへ

過去の従業員アンケートより、更年期やPMSに対する認知は高く、それらの症状によるパフォーマンスの低下度合いも社外平均と比較すると小さいという結果がありました。
一方で、更年期やPMSの症状があっても適切な対処ができていない従業員もいるということがわかりました。
そこで、24年8月に全従業員対象のホルモンバランスに関する動画セミナーを企画。
「上司に理解してもらいたい」という声も多かったため、管理職の役割と円滑なコミュニケーションをとるための情報を含めるようにしました。
ファンケル従業員1,997名が視聴し、性別や立場の違いも含め理解のある職場を創ること、その知識を活かして適切な行動をとれるようになることを目指しています。
6名の保健師が従業員の
活躍を支える「健康支援室」

(左)管理本部健康支援室 関根 礼佳
(右)管理本部健康支援室 根矢 美鈴
ファンケルグループでは、創業理念である「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」を目指すために、「私たちが美しく健やかであること
それが何よりの証明です」というスローガンを掲げた健康経営宣言を制定し、2018年3月に健康支援室を設立しました。
健康支援室では、従業員の健康管理及び、維持・増進の取り組みを行っています。一般企業の平均よりも多い6名の保健師が在籍し、従業員からの健康相談対応や休復職のサポート、治療と仕事の両立支援などを行っています。他にも健康課題の分析や課題解決のための企画立案、健康診断やストレスチェックの対応など、従業員がいきいきと笑顔あふれる職場で働き続けられる環境整備に努めています。
ファンケルは女性のお客様が多く、商品・サービスを通じて美と健康を応援していくためには、女性視点のモノづくりがかかせません。全従業員が女性の健康リテラシーを高めることができる取り組みを継続することで、ファンケルグループの持続的な成長に繋がればと思います。