健康と生活の質の向上

ファンケルグループの中核事業である健康食品事業において、少子高齢化社会における4つのニーズ(高齢者、長く健康に働く、女性サポート、栄養不足)に加え、昨今のコロナ禍の環境下における“免疫対策”を加えた5つのニーズへの対応に注力して取り組みます。ファンケルグループならでの強みを最大限に発揮し、新たな価値を付加した製品を提案してまいります。

目標

  • 日本人が健康のために
    サプリメント・健康食品で対処する割合

    2030年度までに50%(2人に1人)(2022年度:32%)

健やかな暮らしの実現に向けて

ファンケルグループは、創業以来、美と健康に関わる価値提供に取り組み、日本にとどまらず世界中のお客様の美しく健やかな生活を支えるため、さまざまな製品を研究・開発してきました。
ファンケルグループVISION2030「世界中を、もっと美しく、ずっと健やかに そして世界中で愛される会社に」を目指し、中核事業である「健康食品事業」をはじめとする各事業においては、独自性のある製品・サービスを通じ、世界中の人々の健康寿命の延伸と生活の質(QOL)の向上のために貢献していきます。

特に、少子高齢化社会における4つのニーズ(高齢者、長く健康に働く、女性サポート、栄養不足)に加え、昨今のコロナ禍の環境下における“免疫対策”を加えた5つのニーズへの対応に注力して取り組みます。ファンケルグループならでの強みを最大限に発揮し、新たな価値を付加した製品を提案してまいります。

社会課題と健康ニーズ/対応する製品

健康課題/対応する製品

  • 高齢者増加に伴う健康課題

    • えんきん
    • 楽ひざ
  • 基本栄養の課題

    • 基本栄養パック
    • 1日分の
      ケール青汁
  • 女性特有の健康課題

    • 年代別サプリメント
      (40代女性)
    • ママルラ
  • 働く世代の健康課題

    • 睡眠&疲労感ケア
    • 内脂サポート
  • 免疫機能の維持によるウイルス対策

    • 免疫サポート
健康食品や化粧品、肌着といったファンケルの事業全般
ファンケルらしい製品・サービスを通じて生活者の「健やかな暮らし」を実現へ

社会課題解決の実践事例

製品を通じた、社会課題の解決

基本栄養の取り組み

栄養不足による心身機能の不調など、食に起因する健康課題を解決するには、日常的な食生活における栄養バランスの改善が必要です。
ファンケルでは、栄養課題解決に向けた取り組みとして、食事で補いきれない栄養を効率よく摂取するサポートとしてサプリメント(栄養補助食品)を提案しています。

高齢者健康ニーズ

高齢化が進み、一人ひとりの健康に対する意識と行動が問われています。増え続ける医療費の削減に貢献し、いつまでも元気でアクティブな毎日をサポートするため、するっと飲み込める事を重視した粒の大きさや剤形、変わらない機能性で粒数を低減するなど、素材の選定から加工技術に至るまで数々の工夫を加えています。

食事の糖・脂肪の吸収を抑える商品、減塩商品

日々の生活のなかで、摂りすぎが問題となる成分に配慮した、糖や脂肪の吸収を抑える商品を研究、発売しています。また、日々の食事から健康をサポートするため、おいしさにこだわった減塩調味料で、健康とこだわりの味を食卓へお届けしています。

地域社会を通じた、社会課題の解決

神奈川県・NPO団体との協働 子ども食堂での食育活動

2022年12月神奈川県主催の「かながわSDGsパートナーミーティング」に参加し、神奈川県横浜市の子ども食堂「NPO法人コドモノトナリ」「認定NPO法人あっちこっち」との協働を2023年5月から開始しました。子ども食堂は、食事の提供だけでなく、地域との交流や食育の場としても活用されています。ファンケルの発芽米・青汁を活用し、子どもや子どもを取り巻く地域の方へ向け、食や栄養に関する知識とバランスの良い食を選択する力を習得する「食育講座」を行うことで、将来に向けた健やかな身体づくりに貢献することを目指しています。

発芽米で子ども達の食育 雲母(きらら)保育園との取り組み

雲母(きらら)保育園は、全国すべての園に栄養士を複数名配置している業界でも珍しい保育園で、子どもたちの給食に「ファンケル発芽米」を20年以上継続して使用しています。2022年8月には協働で、「ファンケル発芽米」メニューコンテストを開催。最優秀メニューをファンケル銀座スクエア内のレストランにて提供し、メニューの売り上げの一部を「認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ」へ寄付しました。

「ファンケル 神奈川SDGs講座 栄養講座」

ファンケルは、神奈川県やその他地域での小学校・中学校・高校にて、SDGsについて共に学ぶ「ファンケル 神奈川SDGs講座」を2021年度から実施しています。
「栄養講座」では、「食品ロス」「栄養課題」をテーマに、世界や日本の食料格差や、日本の若者の栄養課題に関する講座を実施し、基本栄養の大切さなどを伝えています。

神奈川県健康支援プログラム

神奈川県は、企業や団体が保有するノウハウや人材を活かして、県民の「未病改善」(「食」「運動」「社会参加」)の取り組みを支援するプログラムを実施しています。
ファンケルからは、プログラムを2本「検査数値に一喜一憂していませんか? ~知れば納得、健診結果の読み解き方~」「人生100年時代 そのカラダ、いつまで動ける?」提供しており、2022年度は、足柄上郡大井町役場でシニア向け講座を実施しました。

包括的な健康ソリューションの提案

前記ニーズを叶え、競争優位性のある商品・サービスの提案を実現すべく、3つのポイントに注力し、包括的な健康ソリューションを提案して参ります。

  1. 健康状態の“見える化”技術の進化
    簡易に自身の健康状態を把握でき、一人一人に最適な健康対処法を提案するとともに、自身の対処の効果を確認し、お客様の取り組み継続を後押しします。
  2. ニーズに応える商品機能“体内効率設計”の深化
    “体内効率設計”技術を深耕し、お客様ニーズに応える機能優位性の高い商品を開発します。
  3. ユーザビリティの向上
    お客様がより生活に取り入れやすい剤型の開発に注力し、使用性・継続性の向上を図ります。

サステナビリティ