ファンケルレポート 2020
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293434301712トップメッセージ1株当たり配当金株主還元(円)■ 普通配当 ■ 特別配当※ 2018年12月1日付で1:2の株式分割を実施。 過去の配当金についても遡及修正して記載しています。403020100 P33サステナブル宣言配当連結配当性向40%程度およびDOE(純資産配当率)5%程度をめどに配当金額を決定自己株式の取得設備投資等の資金需要や株価の推移などを勘案し、資本効率の向上も目的として機動的に実施自己株式の消却発行済株式総数の概ね10%を超える自己株式は消却2017年度2018年度2019年度2020年度(計画)社会課題の解決に向け、全社で意識を共有2018年6月に「サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、「持続可能な開発目標(SDGs)」と足並みをそろえて持続可能な社会の実現に貢献していく意志を表明しました。もともと、「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という創業理念がSDGsの理念と通じていることもあり、社会課題解決への意識は全社で共有されています。これまでも、環境配慮製品の開発などの取り組みを進めてきましたが、今後さらに自分たちのビジネスと地球規模の問題をつなげて考えていくために、2020年3月に従来のCSR推進室をSDGs推進室と名称変更しました。視野を広げ、目線を未来世代へと向ければ、まだまだ解決されていない「不」が世の中にたくさんあることがわかります。もちろん、ファンケルという会社と、地球規模の問題の大きさでは比べ物になりません。しかし、私たちが先進的な取り組みを行い、積極的に情報発信を行っていくことで、世の中が大きく動いていく原動力の一つになれればと考えています。新型コロナウイルスが引き起こした「不」の解決今般の新型コロナウイルス禍は、感染症というリスクを改めて顕在化させると同時に、新たな「不」を引き起こしています。これに対しファンケルではすでにさまざまな取り組みを開始しています。国内では深刻なマスク不足が問題となったため、ファンケルは中国の健康食品の販売代理店である国薬国際の全面的なサポートを得て、不織布マスクを調達し、国内で販売しました。さらに、この困難な状況下でお客様のため尽力してくれている当社従業員に対しても、会社としてさまざまな支援を行っています。例えば、通信販売における電話窓口スタッフに対する特別慰労手当の支給や、休業中の店舗スタッフ約1,800名への100%の休業補償、在宅勤務社員に対する光熱費や通信費の補助などです。社外では、医療従事者や保育士の方々へ化粧品、マスクを寄贈しました。今後も、従業員の安全確保とともに、ファンケルが社会に対して貢献できることに愚直に取り組んでいきます。SDGsへの取り組みについて P31コロナ禍で生まれた、新たな社会の「不」に立ち向かう23

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