ファンケルレポート 2020
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事業戦略栄養補助食品関連事業健康食品がまだ高価だった1994年。ファンケルは「高品質・低価格」という画期的なコンセプトで、日本で馴染みのなかった「サプリメント」という言葉を用いてサプリメント市場を創造しました。ファンケルは、これからも確かなエビデンスを持った高品質な健康食品を世の中に送り出し、世界中の人々の「健康寿命の延伸」と医療費の削減に貢献することを目指します。2019年度実績2019年度の栄養補助食品関連事業の国内売上は、新型コロナウイルス感染症の影響などがあったものの、機能性表示食品「内脂サポート」や、新発売した「尿酸サポート」などが寄与し、前期並みの売上を確保しました。2020年度計画既存事業は、生活習慣対策カテゴリーを成長カテゴリーと位置づけ強化するとともに、スター製品のリニューアルで売上拡大を目指します。2020年度は、市場ニーズが大きい「血圧サポート」を新たな戦略商材と位置づけ、積極的なプロモーションを展開するほか、「カロリミット®」、「年代別サプリメント」など複数のスター製品をリニューアルします。さらに今秋以降、キリンの独自素材であるプラズマ乳酸菌などに、ファンケル独自の処方、機能を付加したサプリメントをファンケルブランドで発売します。2016年からスタートした大手食品メーカーとのコラボは順調に拡大しています。ダイドードリンコ、ネスレ日本に加え、2020年2月には永谷園とのコラボ商品を発売しました。今後も商品ラインアップの拡大と新たな企業との取り組みを拡大します。また、今秋以降、キリンビール、キリンビバレッジとコラボした飲料を発売する予定です。2020年2月に発売したパーソナルサプリメント「パーソナルワン」は好調なスタートを切っており、新しいお客様層を開拓しています。また、購入単価も通常の通販の約2倍にあたる1万円弱に達し、アップセルにつながっています。生産体制の拡充ができ次第、ネットを中心としたプロモーションを展開し、さらなる強化を図ります。国内事業①スター製品の育成・強化②飲料や食品形態による新たな商品提案③一人ひとりの健康ニーズに応える パーソナルサプリメントの展開を柱に成長を目指します。国内売上高2019年度2020年度(計画)2017年度2018年度健康食品事業の方向性深い広い健康への取り組み③【個別化対応】一人ひとりの健康ニーズに応えるパーソナライズ提案①【既存事業の強化】機能性表示食品制度を活用したスター製品の育成・強化②【トライアルユーザーの獲得】他社大手食品会社とのコラボレーションによる飲料や食品形態の新たな商品提案基本戦略(億円)500400300200100033941441341227

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