ファンケルレポート 2020
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198019851990不安を安心に、不満を満足に、不便を便利に。世の中の「不」の解消を追求し、社会課題を解決してきたファンケルは、2020年に創業40周年を迎えました。これからも常に挑戦を重ね、「正直品質。」のスタンスメッセージを胸に、継承・進化・成長を続けていきます。40年のあゆみこの時期には、高品質・低価格をコンセど、化粧品事業はさらに発展しました。そや店舗販売の開始といった事業と製品のた。1998年には株式を店頭公開、その1一部に上場するなど、大きな飛躍を遂げ日本の化粧品業界は戦後一貫して急成長を遂げてきましたが、1978~79年頃になると化粧品に加えられる防腐剤、酸化防止剤、殺菌剤、香料といった添加物による皮膚トラブルが続出。創業者である池森賢二は、皮膚トラブルの解消を目指し、1980年に化粧品販売を個人創業しました。“世の中の不安や不便などの「不」を解消したい”というファンケルの創業理念に通じる想いが、ここにありました。事業と販売チャネルの多様化信頼の広がり化粧品公害の解決を目指し、ファンケル創業1980–19931994–1999創業期成長期創業「無添加化粧品」の誕生ファンケルの無添加化粧品は、当時の化粧品業界にはない「全く新しい発想」から生まれました。常に新鮮な製品を使っていただくため、製品に「製造年月日」を表示することを考案。防腐剤が入っていないため、1週間で使い切っていただける量を、小さなバイアル瓶に詰めて販売することにしました。「通信販売」という販売チャネルも、製品の鮮度を保つための一つの解決策として決断しました。爆発的な人気と売上高の急増ファンケルの無添加化粧品は、皮膚トラブルに悩んでいた当時の女性から大きな反響があり、圧倒的な支持を受けることとなりました。これを受けてお客様数は創業からわずか2年の1982年には3万人を突破、売上高も1983年から1985年の3年間でほぼ倍増するなど、急成長を遂げました。健康食品の「価格破壊」で市場に参入1994年に栄養補助食品の通信販売を事業への参入を果たしました。当時の日た健康食品は非常に高価でした。「サプ日摂り続けてこそ効果が出るもの。お手品を提供したい」と、価格破壊というキ健康食品事業は、当時のお客様のニーズが殺到しました。その後、1999年には発年には青汁事業をスタートさせました。直営店舗販売のスタート1995年には静岡市に直営店舗「ファウス」の1号店を出店、直営店舗販売をスせました。また、1996年には香港への出しました。さらに1999年にはセブン-イ栄養補助食品の販売を開始。流通チャネ売が始まりました。お客様数、売上高ともに過去最高をこの時期のファンケルはまさに「飛躍お客様数は160万人まで拡大。売上高は創業期創業者池森賢二バイアル瓶に入った無添加化粧品02

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