ファンケルレポート 2020
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1212314122841.310.111.12.37.7経営者による財政状態・経営成績の分析利益売上総利益は、増収効果などにより90,543百万円(前期比3.6%増)となりました。営業利益は、増収効果による売上総利益の増加に加え、ネット広告の効率的な運用による広告宣伝費の減少などにより、売上高販管費率が1.0ポイント低下し、14,125百万円(前期比14.0%増)となりました。経常利益は、14,313百万円(前期比15.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、9,985百万円(前期比15.4%増)となりました。売上の状況当期の売上高は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、国内およびインバウンド需要ともに影響を受けたものの、新製品効果や直営店舗・越境ECなどの販路拡大効果などにより、化粧品関連事業を中心に増収となり、全体では126,810百万円(前期比3.5%増)となりました。化粧品関連事業化粧品関連事業の売上高は、75,891百万円(前期比6.0%増)となりました。ファンケル化粧品は、「マイルドクレンジング オイル」などの主力製品の好調に加え、新発売した「ディープクリア 洗顔パウダー」や、「ビューティブーケ」などの寄与により、59,478百万円(前期比4.8%増)となりました。アテニア化粧品は、基礎スキンケア製品やリニューアル新発売した「スキンクリア クレンズオイル」の好調に加え、直営店舗や越境ECの販路拡大により、12,674百万円(前期比10.1%増)となりました。boscia(ボウシャ)は、米国での新規導入チェーンの拡大などにより、2,810百万円(前期比7.5%増)となりました。販売チャネル別では、通信販売は29,081百万円(前期比7.0%増)、店舗販売は29,666百万円(前期比2.3%増)、卸販売他は9,096百万円(前期比20.7%増)、海外は8,047百万円(前期比2.1%増)となりました。研究開発費当期における研究開発関連費用の総額は、3,440百万円となりました。当社は、総合研究所において、化粧品、栄養補助食品、発芽米および青汁にかかる基盤技術研究ならびに製品開発研究活動を通じて、「安心・安全」を軸とした安全性・機能性研究を推進し、科学的根拠に基づいた製品開発を行っております。また、相談窓口に直接寄せられるお客様の「声」を集積し分析した「ヤッホーシステム」を製品開発に活かすとともに、国内外の多くの研究機関との共同研究や産官学連携事業への参画など、幅広い研究開発活動を行っております。研究者は、農学、薬学、理学など博士号取得者を含む総勢200名体制となっております。栄養補助食品関連事業栄養補助食品関連事業の売上高は、機能性表示食品「内脂サポート」や「尿酸サポート」などが好調に推移し、44,006百万円(前期比0.2%増)となりました。販売チャネル別では、通信販売は15,710百万円(前期比7.3%増)、店舗販売は12,501百万円(前期比11.0%減)、卸販売他は13,176百万円(前期比3.5%増)、海外は2,617百万円(前期比4.4%増)となりました。その他関連事業その他関連事業は、肌着・雑貨事業が増収となったものの、発芽米事業と青汁事業が減収となり、売上高は6,911百万円(前期比0.9%減)となりました。売上高(億円)2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度01,5005001,000営業利益/営業利益率(億円)(%)(%)2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度00015015.05.0505.01.02.010010.03.04.0研究開発費/売上高研究開発費比率(億円)2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度040102030■ 化粧品 ■ 栄養補助食品 ■ その他9081,2241,2689631,090■ 営業利益 ● 営業利益率■ 研究開発費 ● 売上高研究開発費比率28343432313.12.82.73.42.949

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