ファンケルレポート 2021
27/60

化粧品・健康食品ともに、GMP基準に則した管理体制のもと、製品づくりを行っています。国内6ヵ所にある生産拠点は、安心・安全な製品をお客様へお届けすることを使命に、ファンケル独自の厳しい基準を持って「正直品質。」を追求し、製造を行っています。「新鮮・作りたて」をお届けするため、ロボット化やIoTの活用を進め、必要な量とタイミングで効率的に作る独自のフレキシブル生産体制を積極的に進めています。生産拠点に関わる基準5年ぶりのサプリメント専用工場「ファンケル美健 三島工場」稼働2021年4月にサプリメント新工場が稼働しました。サプリメントを生産する専用の工場で、昨今の健康意識の高まりによるサプリメント需要の増加や、今後のグローバル展開に対応する工場です。従前の生産能力と比べて錠剤の製造で約1.3倍、アルミ袋製品は約1.4倍となります。また、拡張性が高く、設備の増強などで最大で3~3.5倍の生産が可能です。今後、2019年8月に資本業務提携したキリングループの製品の生産も行い、協業シナジーを創出します。まずは主力製品を中心に生産していく計画です。供給体制の強化に向け、調達リードタイムの短縮や生産能力の向上、BCP対策における安定供給を図り、急激な需要の変動にも対応します。株式会社ファンケル美健基準GMP※1基準FSSC22000※2設備拠点および主な生産品クリーンルーム千葉工場化粧品、サプリメント●̶●滋賀工場化粧品●̶●横浜工場サプリメント●̶●群馬工場化粧品●̶●長野工場発芽米、サプリメント̶●●三島工場サプリメント稼働後速やかに取得2022年取得予定●※1 GMP 米国FDA(食品医薬品局)が設けた、化粧品、医薬品、食品などの製造管理および品質管理を遵守するための製造規範※2 FSSC22000 国際的な食品安全規格基準安心・安全を実現する物づくりと物流ファンケルのビジネスモデル出荷能力の拡大「関西物流センター」稼働2021年6月に本格稼働を開始した関西物流センターは、ファンケルとアテニアの出荷に対応した環境に配慮した物流センターです。大阪府に新たな物流施設を設けることでファンケルグループの全体出荷能力を約1.4倍に高め、翌日配達エリアが拡大します。また、センターの屋上前面にファンケルグループで最大規模となる太陽光パネルを設置し、利用する電力の約16パーセントをまかないます。最新の自動化設備を導入することで省人化にも取り組み、コロナ禍で需要が高まる通信販売向けの出荷作業を効率化することで、お届けまでの配送日数が短縮される見込みです。東西二拠点体制の構築により、関西以西地域への配送リードタイムの短縮と効率化を図り事業継続性を高めます。新設物流センター 概要【正式名称】 ファンケル関西物流センター【所在地】 大阪府門真市【敷地面積】 10,629m2(3,215坪)【延床面積】 17,051m2(5,158坪)【建物階数】 鉄骨造地上 4階建サプリメント専用工場 概要【正式名称】 ファンケル美健 三島工場【所在地】 静岡県三島市【敷地面積】 34,671m2(10,487坪)【延床面積】 30,715m2(9,291坪)※自社工場最大【建物階数】 SRC造地上6階建25

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る