ファンケルレポート 2021
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企業活動のあらゆる面で、自然の恵みに感謝し、自然環境の保全に貢献するとともに、重要性の高まる気候変動の課題へ対処していきます。3つの重点テーマ1重点課題定量目標❶ 気候変動への対応❷ エネルギー・CO2排出量削減❸ プラスチック使用量の削減❹ 持続可能な調達環境気候変動への対応ファンケルグループは、2018年6月に「ファンケルグループ サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、気候変動に最も関わりの深いCO2排出量の削減に関しては、パリ協定に基づき、2030年までにCO2排出量 △26%(2013年比)を目標に掲げ、各拠点での地道な省エネ活動や、太陽光パネルの導入、物流におけるCO2削減等を積極的に行ってきました。今後は、世界的な潮流である「CO2排出量を2050年度までに実質ゼロ」を新たな目標として、より一層、気候変動の問題に向き合っていきます。2020年10月には、TCFD※(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に賛同しました。事業全般に関わる気候変動関連リスクおよび機会の抽出は、短期・中期のリスク識別をしました。さらに今後は、財務影響などの定量的な分析など、TCFDが推奨する情報開示に内実ともに沿えるよう体制づくりとインフラ構築を推進していきます。※ TCFD: 金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応を検討する目的で設立されたタスクフォース。気候変動は世界の経済にとって深刻なリスクと位置づけ、企業等に対して気候変動への具体的対策の把握・開示を推奨する提言を公表しています。実質ゼロCO2排出量を2050年度までに4R※に基づくサステナブルな容器包装2030年度までに100%ファンケル化粧品の植物由来・再生由来プラスチックの使用率2030年度までに30%認証パーム油の採用2023年度までに100%貢献するSDGsファンケルグループTCFDに関する詳細情報はこちらhttps://www.fancl.jp/sustainable/environment/tcfd2021年2月には、環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体であるCDPから、サプライチェーン全体での気候変動リスク削減取り組みが評価され、CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高位である「サプライヤーエンゲージメント・リーダーボード」に初めて選出され、全世界の企業・団体の上位7%となる約400社にランクインしました。CDP「サプライヤーエンゲージメント・リーダーボード」に選出CDP選出に関するリリース情報はこちらhttps://www.fancl.jp/news/pdf/20210210_cdpsapuraiya.pdf自然と調和した事業活動のために※ Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)、Renewable(リニューアブル)30

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