ファンケルレポート 2021
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3つの重点テーマ3地域社会と従業員 誰もが輝ける社会をつくるために美と健康の教育セミナーの進化ファンケルは、1988年から30年以上にもわたり、全国でセミナー活動を行っています。現在は、ハンディキャップがある方向けの無料セミナー「ファンケルセミナー」(主に、特別支援学校向け・視覚障がい者向け・がん患者様向け)と、それ以外の方への有料セミナー「FANCL collegeスキルアップセミナー」の2種類を実施しています。ファンケルでは、“すべての方にいつまでも美しく健やかに過ごしていただきたい”という想いのもと、セミナー・教育活動をこれからも積極的に実施していきます。オンラインセミナーコロナ禍で実施できる「オンラインセミナー」を、特別支援学校・視覚障がい者・がん患者様向け中心に実施し、全国各地の方に参加いただいています。一方的に講義をするのではなく、ファンケル講師のレクチャーを聞きながら参加者に実習してもらい、画面越しにアドバイスしながらの双方向型コミュニケーションを大切にしています。また、オンライン整備が整っていない特別支援学校へは、身だしなみセミナーが開催できるよう「教材提供」(身だしなみBOOK・製品サンプルの送付)を行っています。がん患者様向けには、外見支援に関するコラボレーションセミナーを株式会社アデランスと実施しています。オンラインセミナーを通じ、患者様のがん治療・社会復帰への前向きな取り組みをサポートできるようなコラボレーション活動をこれからも推進していきます。患者会「ピンクリボンエール」に向けた外見ケアセミナーはアデランスと共同で実施「ファンケルセミナー」は30年以上の歴史がある活動で、コロナ以前は年間150件程度各地で開催。全従業員でこの取り組みを支えています。これまで実施してきたリアルセミナーは受講者との距離が近いため感染防止の観点から、2020年9月からは、オンラインセミナー実施や特別支援学校向け専用教材「身だしなみBOOK」の寄贈など、私たちの想いを途絶えさせることなく工夫しながら活動を継続してきました。現在、特別支援学校向けの講師は、特例子会社ファンケルスマイルの従業員2名が活躍しています。特別支援学校卒の講師が登壇することで、参加者の希望や講師本人の自信につながるなど、良い相乗効果が生まれています。これからも「ファンケルセミナー」を通じ、「誰ひとり取り残さない」社会の実現のために活動を拡げていきます。SDGs推進室 担当課長 中川 亜衣子Voice〜従業員の声〜誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて社会福祉法人「東京ヘレン・ケラー協会点字図書館」の使用者向けオンラインメイクセミナー38

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