ファンケルレポート 2021
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指名・報酬委員会の設置役員候補者の指名および役員報酬の決定に独立社外取締役が主体的に関与し、手続きの公正性、透明性および客観性を確保するため、代表取締役社長執行役員の諮問機関として、「指名・報酬委員会」を設置しています。委員長および委員の過半数を独立社外取締役とし、当社の取締役、執行役員等の指名に関する事項のほか、報酬制度の設計、個人別の報酬の額の検討等を役員報酬制度取締役の報酬は、毎月一定額を支給する月次報酬と、中期インセンティブおよび長期インセンティブとしての業績連動型株式報酬制度で構成され、さらに月次報酬は、役割や責任の重さに基づき決定される基本報酬と、前期における年度計画(営業利益)の達成率や個人の業績評価等に基づき毎年決定される変動報酬に区分されます。ただし社外取締役については、基本報酬のみを支給します。これらの決定は、指名・報酬委員会の審議を経た上で、取締役会から授権された取締役社長執行役員が行います。第2期中期経営計画(2018~2020年度)では、月次報酬と長期インセンティブとしての株式報酬型ストック・オプション、中期インセンティブとしてのファントム・ストック(業績連動型株価連動の金銭報酬制度)を採用していました。第3期中期経営計画(2021~2023年度)では、計画の達成およびガバナンス、企業価値向上に向けて、長行い、代表取締役社長執行役員に意見を具申しています。2020年度は4回開催しました。取締役の選任は、性別・年齢・国籍の区別なく、それぞれの人格および識見等を十分考慮し、創業理念「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」、経営理念「もっと何かできるはず」を正しく理解・実践し、取締役としての職務と責任を全うできる者を選任する方針としています。期的な業績の向上達成意欲と株主価値の増大への貢献意識を高めるため、業績連動型株式報酬制度を開始いたしました。業績連動型株式報酬制度は、役位や業績目標の達成度等に応じて当社株式および当社株式の換価処分金相当額の金銭を、対象取締役に交付および給付する株式報酬制度です。業績連動型株式報酬制度は、当社株式等の交付等を中期経営計画の達成度に応じて行う「業績連動付与」と、対象取締役の役位に応じて行う「固定付与」で構成されています。「業績連動付与」は当社グループの中期経営計画の実現に向けた中期インセンティブとして位置付けており、財務指標の達成率および「CO2排出量」、「従業員エンゲージメント」、「お取引先様評価」の非財務指標も取り入れ、多角的な視点から報酬決定を行います。また、「固定付与」は在任期間を通じた企業価値向上に向けた長期インセンティブとして位置付けています。役員区分報酬等の総額(百万円)報酬等の種類別の総額(百万円)対象となる役員の員数(名)月次報酬株式報酬型ストック・オプションファントム・ストック取締役(うち社外取締役)213(29)196(29)56(-)△39(-)12(5)監査役(うち社外監査役)53(21)53(21)-(-)-(-)5(3)2020年度の役員報酬等ファントム・ストックは中期経営計画における連結売上高および連結営業利益の計画達成率および当社の普通株式の価額により支給額が決定されますが、計画値を実績値が下回ったため、過年度に見積り計上していた金額を減額しています。業績連動型株式報酬制度固定付与変動報酬基本報酬業績連動付与月次報酬[長期インセンティブ][中期インセンティブ]中期経営計画の達成度に応じて変動41

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