ファンケルレポート 2021
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ガバナンス取締役会の実効性向上の取り組み取締役会の議論活発化のための主な取り組み社外役員に当社の企業理念や事業戦略への理解を深めてもらうために、さまざまな取り組みを行っています。決議・報告事項2020年度から取締役会の実効性をさらに高めるために、テーマセッションを開始しました。テーマセッションでは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」、「SDGs」など中長期的なテーマについて、担当役員から現状や課題、目指すべき方向性を説明した上で、活発な討議を行っています。取締役会の実効性評価2015年度より、毎年、取締役・監査役による取締役会の自己評価を実施しています。取締役会の活動状況取締役会は、原則月1回の定例取締役会と年4回の決算取締役会を開催しています。資料は事前に配信し、取締役会では審議に十分な時間を確保できるよう努めています。項目取り組み新任社外役員就任時オリエンテーション新任社外役員に対し、企業理念、事業戦略等について担当役員からレクチャー施設見学会研究所、店舗などの視察方針発表会・経営会議・ 研究成果報告会等への参加社内の方針発表会やグループ経営会議の傍聴、研究成果報告会への参加社外役員と 代表取締役とのミーティング代表取締役2名との自由な意見交換の場を設定商品説明会商品企画等の従業員による主力商品、新商品などの説明主な決議・報告事項内容会社法・適時開示項目● 決算承認 ● 株主総会議案承認等業務執行報告● 月次での各事業、チャネルの業績、研究開発、投資進捗、人事労務の状況報告コーポレートガバナンス・コード要請事項● 取締役会の実効性評価結果の報告● 政策保有株式の検証中長期的な議論「テーマセッション」● 「DX」、「SDGs」、「取締役会の実効性の向上」、「中期経営計画」などIR報告● IR面談の状況や投資家・アナリストの意見等を四半期毎に報告評価手法アンケート評価対象範囲取締役会評価者議長を除く取締役・監査役質問内容「取締役会の役割・責務」、「取締役会の構成」、「取締役会の運営」、「社外役員の役割」、「取締役への支援体制・トレーニング」、「ステークホルダーとのコミュニケーション」、「各取締役の自己評価」に関する設問および自由記入によるアンケート2020年度評価結果① 取締役会は、創業理念、経営理念に基づき、自由闊達な、風通しの良い議論がなされている。また、社外役員からの問題提起に対し、執行側がポジティブに受け止め改善している。② 社外取締役は、それぞれ専門分野が異なり、バランスの良い構成となっている。今後は女性取締役の増加、外国籍取締役の登用などさらなる多様性に期待。③ 取締役会では議論が尽くせない案件をテーマセッションで取り上げており、取締役会の実効性の向上につながっている。今後は、ガバナンス、組織能力強化など事業以外の議論も活発化させてほしい。項目取り組み取締役会の日程決定年度開始の半年前から取締役会の日程を決定審議時間の確保● 原則、資料は取締役会開催の3営業日前に事前配信しているほか、議案によっては事前説明を実施。● 当日の決議・報告事項は要点を適切に説明し、審議の時間を十分確保できるよう努めている。42

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