ファンケルレポート 2021
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リスクマネジメントリスクマネジメント体制・重点リスク設定のプロセスファンケルグループでは、内部統制体制整備の一環として株式会社ファンケルの代表取締役社長執行役員を委員長とし、同社取締役および監査役を構成員とする「内部統制委員会」を設置しています。内部統制委員会内に設置した「財務報告部会」、「企業倫理部会」、「IT統制部会」、「情報セキュリティ部会」の各部会が、リスク分析と対応およびリスクの重要度管理を行い、「内部統制委員会」に定期的に報告し、「内部統制委員会」はリスクへの対応状況を監視しています。また、「コンプライアンス委員会」を設置し、緊急性の高い業務上のリスクに対する方針や基準を定め再発防止に取り組むとともに、「内部統制委員会」との連携を図っています。ファンケルグループにおける重点リスク設定のプロセスは、グループ各社が「危機管理規程」に基づきグループ全体およびグループ各社固有の業務上のリスクを抽出し、各部会に報告します。各部会は、内部・外部環境の状況を把握し、報告されたリスクの分析、評価を行った上で、年度ごとの重点リスクを設定しています。ファンケルは、お客様から寄せられる健康食品の摂取による体調変化の問い合わせ・相談に対し、医師などが申し出を客観的に評価する独自の取り組みを行っています。お客様等から体調変化の申し出があった場合、社内に設置した「健康食品専門家評議会」(議長 神代龍吉:湘南鎌倉医療大学 副学長)において客観的に評価し、必要に応じて関係機関と迅速に連携する体制を整えています。「健康食品専門家評議会」は、医師、行政経験者や社会情勢に詳しい専門家など外部評議員4名と、社内の品質保証、法務、研究、企画などの関連部門か健康食品専門家評議会 —医師などが体調変化を評価—Topicsら選出した10名で構成されており、適切に評価、記録を行っています。2020年度は10回開催し、15件の評価を実施しましたが、当社製品に起因した健康被害の評価はありません。今後もさらなる体制強化を図り、お客様が安心して健康食品を摂取していただける環境を整備していきます。健康食品専門家評議会の様子指示指示報告報告連携報告報告取締役会コンプライアンス委員会グループ全体・グループ各社内部統制委員会健康食品専門家評議会リスク管理部会情報セキュリティ部会企業倫理部会財務報告部会ヘルプライン広告表現検討部会IT統制部会※ コンプライアンス 委員会の活動を報告緊急性の高い業務上のリスクに対して、方針を定め対応、基準設定、再発防止各部会が、リスク分析と対応およびリスクの重要度管理を行い、「内部統制委員会」に定期的に報告。「内部統制委員会」はリスクへの対応状況を監視グループ全体およびグループ各社固有の業務上のリスク抽出Topics参照下記43

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