ファンケルレポート 2021
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設備投資額当期は、すべての事業の共通事項として関西物流センターの新設および新規出店・既存店舗のリニューアルを実施し、栄養補助食品関連事業では、三島工場(サプリメント工場)の新設に関する投資を実施いたしました。セグメント別の金額では、化粧品関連事業2,023百万円、栄養補助食品関連事業5,883百万円、その他関連事業246百万円およびその他212百万円となり、総額で8,365百万円(無形固定資産を含む)の設備投資を実施いたしました。なお、重要な設備の除却・売却等はありません。財政状態およびキャッシュ・フロー資産は、前期末に比べて3,055百万円増加し、97,533百万円となりました。この要因は、流動資産の減少1,274百万円および固定資産の増加4,329百万円であります。流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金の減少2,503百万円および受取手形及び売掛金の増加1,475百万円であります。固定資産の増加の主な要因は、有形固定資産の増加4,317百万円であります。負債は、前期末に比べて1,021百万円減少し、26,318百万円となりました。この要因は、流動負債の減少937百万円であります。流動負債の減少の主な要因は、未払法人税等の減少443百万円、未払費用の減少などによる流動負債「その他」の減少222百万円および買掛金の減少147百万円であります。純資産は、前期末に比べて4,076百万円増加し、71,215百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益計上による利益剰余金の増加8,016百万円および配当金の支払いによる利益剰余金の減少4,100百万円であります。この結果、自己資本比率は前期末から1.9ポイント上昇し、72.3%となりました。当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は25,487百万円となり、前期末より2,503百万円減少いたしました。当期の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動の結果得られた資金は10,011百万円(前期は14,380百万円の収入)となりました。この内訳の主なものは、税金等調整前当期純利益11,235百万円、減価償却費3,665百万円などによる増加と、売上債権の増減額1,526百万円および法人税等の支払額3,564百万円などによる減少であります。投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動の結果使用した資金は8,135百万円(前期は11,309百万円の支出)となりました。この内訳の主なものは、有形固定資産の取得による支出7,395百万円および無形固定資産の取得による支出812百万円などによる減少であります。財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動の結果使用した資金は4,170百万円(前期は6,292百万円の収入)となりました。この内訳の主なものは、配当金の支払額4,096百万円などによる減少であります。当期の営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリーキャッシュ・フローは、1,875百万円のプラスとなりました。当社の資金需要の主なものは、製品製造のための原材料の購入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは広告宣伝費等のマーケティング費用であり、品質向上のための研究開発費の大部分は費用として計上しています。また、設備投資の資金調達のため、2019年4月に2024年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行しています。また、2019年8月にキリンホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結したことに伴い、キリンR&D部門と共同研究プロジェクトを進めています。これまで両社がそれぞれ進めてきた研究領域について、それぞれ技術共有した上で、さらなる研究成果を目指して化粧品素材開発、脳機能研究および腸内環境研究など多くの研究領域で共同プロジェクトを進めています。41112832840設備投資額(億円)2016年度2017年度2018年度2019年度2020年度12002040608010051

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