ファンケルレポート 2022
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チャネル別売上高2021年度海外9.1%卸販売他16.9%店舗販売27.1%通信販売46.9%17ファンケル化粧品売上高(億円)した。同製品は、肌の感覚を呼び覚まし、肌本来の機能を活性化させることで、普段お使いのスキンケアの効果まで高めることを目指しており、洗顔と美容液の2品を発売しました。まだ、発展途上ですが、徹底的にお客様に寄り添って、育成していきます。次に「未来起点」ですが、変化の激しい時代の今、過去には価値のあったことが、未来にも必ずしも価値があるわけではありません。現在の延長線上で考えるのイントロダクションビジネスモデルではなく、未来を起点に考えていく必要があります。例えば、紫外線やストレス等の増加により、肌に不調を感じる人が増えています。肌荒れや肌不調になると、肌のバリア機能が低下し、よりダメージを受けやすくなり、エイジング悩みの加速につながります。ファンケルの「無添加化粧品」は肌が本来持っている機能を高め、バリア機能を整えることで、ダメージを受けにくい健やかな素肌に導きます。このようなファンケルならではの価値をD2Cチャネルを通じて、製品とサービスを統合的に提供していくことで、他のブランドとは違う個性を発揮していきたいと考えています。その風土は、真剣にお客様に向き合う姿勢につながり、信頼を生み出し、当社の今に至っています。今後もその姿勢を貫き、短期的・表面的ではなく、お客様にとって本質的に良いことを叶える提案をしていきます。化粧品は「美」を追求するだけではなく、気持ちを前向きにし、心を和ませるなど、使う人の気持ちに寄り添う「情緒的な消耗品」だと考えています。肌は、お客様と常に一緒にある存在です。多くの人がさまざまな不安を抱えている時代だからこそ、肌に寄り添い、お客様が毎日を少しでも笑顔で過ごしていけるようサポートしたいという信念を持ちながら、お客様起点、未来起点で事業を推進していきます。※ 4R:Reduce, Reuse, Recycle, Renewableサステナビリティデータセクション6004002002015年度2016年度2017年度2018年度2019年度2020年度2021年度※ 2021年度から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用。2015〜2020年度の売上高は、同基準を適用した場合の試算値。0389394泥ジェル洗顔BRANCHICFDR アクネケア496449516441427マネジメントお客様起点と未来起点に基づく中期戦略ファンケル化粧品は、「お客様起点」と「未来起点」という2つのスローガンを掲げています。個性のある特徴的な尖ったブランドであり続けるためには、お客様を深く理解し、ファンケルでしか実現できないことを提案していくことが重要です。そこで強みとして発揮するのが、電話窓口、EC、直営店舗といったお客様と直接コミュニケーションができるD2Cチャネルを有していることです。お客様とのコミュニケーションを通じて、お悩みやニーズ、インサイトをより深く理解することで、「お客様起点」の提案の質を高めていきます。最後に2030年度までに、環境対策のための4R※に基づくサステナブルな容器包装に100%置き換えることを目標としています。当社では、「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という創業理念の通り、地球環境の問題がクローズアップされる現代において、それに取り組むことが当然だという企業風土があります。

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