ファンケルレポート 2022
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Z世代01234年代別サプリメント製品ターゲットカロリミット®シリーズ育成強化ウコン革命EXチャネル別売上高2021年度ビューティサプリメント海外12.1%卸販売他25.7%店舗販売17.1%35〜45歳通信販売45.1%19栄養補助食品関連事業売上高(億円)イントロダクションその実現には、病気になる前に、健康を維持・増進することが大切だという意識の醸成が必要です。そのためには、健康状態を「見える化」し、継続的に把握することで、取り組みの効果を実感するという一連の流れが重要です。既存の販売チャネルにとらわれず、お客様にとってより身近な場所で、そして、よりユーザビリティの高い製品を提供することでサプリメントの日常化を実現したいと考えています。その点では、資本業務提携先であるキリングループは、世の中のニーズに対応する機能成分を多数有しており、当社がその成分を健康食品に応用していくことに加え、今後は両社のマーケティングのノウハウを融合することにより、新しいサービスが生まれることも期待されます。このような他社との連携により、健康食品(サプリメント)使用率50%を達成し、健康寿命の延伸と医療費の削減を実現します。ビジネスモデル現在、「年代別サプリメント」が売上の多くを占めていますが、今後は注力する製品を市場ニーズや自社の競争力を踏まえ、優先順位を明確にした上で、戦略的にマーケティング投資を行い、育成していきます。また現地固有のニーズやコミュニケーション手法に対応するため、代理店の国薬国際との連携をさらに強化するとともに、現地法人の人材を拡充し、現地主導で事業を推進し、それを日本サイドがサポートする体制の整備を進めていきます。サステナビリティデータセクション5004003002001002015年度2016年度2017年度2018年度2019年度2020年度2021年度※ 2021年度から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用。2015〜2020年度の売上高は、同基準を適用した場合の試算値。優先順位29326030〜40代女性39932739937838420代女性マネジメント日本人のサプリメント使用率50%を目指して当社は、「VISION2030」で日本人が健康食品(サプリメント)を日常的に摂取する割合を、現在の約30%から2030年度に50%に向上させることを掲げています。海外事業の展開少子高齢化が進行する中国では、対処すべき多くの健康課題があり、中国市場の重要性は、今後さらに高まっていくと考えています。最後に健康はゴールではありません。“健康である”ということは、自分の夢や目標、生きがい、誰もが持つニーズを叶えるための大切な土台のようなものだと考えており、その実現こそが私たちの事業の大義であると思っています。この大義を追求していくことが、人々の健康寿命の延伸、そして医療費の削減という社会的課題の解決につながっていくのです。大きなビジョンであるがゆえに、他社と協力、連携していくことも極めて重要だと考えています。そのことで、お客様との新たな接点も生まれますし、サプリメントの枠を超えた新たなサービスの展開も行えます。このビジネスには、まだまだ可能性があり、新たな取り組みへのアイデアはたくさんあります。時間はかかると思いますが、そのアイデアを着実に事業化していき、ファンケルらしい健康食品事業の確立に挑戦していきます。

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