ファンケルレポート 2022
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1年以上1年未満1年以上1年未満40歳以上の無添加化粧品使用者のシワの大きさを比較蓄積したパラベンの肌ダメージについて23イントロダクションまた、肌細胞と違い、生まれ変わりにくい感覚神経を最先端のiPS細胞技術により作成していまマネジメント細胞が扁平化しています1996年ファンケル入社2005年中央研究所化粧品開発部門化粧品評価グループ課長2017年ビューティサイエンス研究センター副センター長2019年ビューティサイエンス研究センター長そのため、ファンケル総合研究所ではさまざまなエビデンスを取得し、防腐剤など肌にストレスになる成分を配合しない無添加す。感覚神経はかゆみを感じると神経を伸ばす特徴があり、防腐剤を添加した場合には、その神経が伸びる現象が確認されました。これは、肌の敏感性が高まり、バリア機能の低下につながることを示しているのです。サステナビリティバリア機能の低下防腐剤なしコラーゲンの弾力低下防腐剤左の写真に比べ、弾力がなく、のびきっています化粧品の開発に注力しています。これからも、お客様の今、そして未来の美肌に貢献できるよう、研究開発を進めていきます。このように、当社では肌に与えるさまざまな悪影響に着目した研究を行っており、得られたデータを有効に活用することで、画期的な製品の創出につなげています。データセクションシワが小さく、短いなしビジネスモデル肌の細胞ダメージなし防腐剤肌を防御する角層(赤い部分)が薄くなっています略歴1.190.71※ポイントが低いほど、シワが短いキーパーソンに聞く肌にダメージを与えない無添加化粧品へのこだわり化粧品の微生物汚染を防ぐために使用されている防腐剤は、その使用目的からも肌への負担になる場合があります。ファンケルでは、この防腐剤が肌の中で蓄積しやすく、さまざまなダメージを与えていることを確認しています。この防腐剤による肌ダメージは、紫外線などのようにすぐに肌に影響を与えることはなく、潜在的に進行するため、未来の肌年齢に差がついてしまいます。また、防腐剤は、美白成分などの肌の美容効果を阻害する可能性も高いです。肌本来の機能を高める研究2021年の冬に行った当社の調査で、無添加化粧品の使用歴が長い人と短い人のシワの状態を比較しました。その結果、40歳以上で、使用歴の長い人が、シワが目立ちにくいことが判明しました。まさに、肌ストレスになる成分が含まれていないファンケルの無添加化粧品は、長く使用するほど、肌本来の機能を高める可能性があることが示されたのです。桜井哲人 ビューティサイエンス研究センター長無添加化粧品の強み

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