ファンケルレポート 2022
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0ルテイン血中濃度変化量0310123体内効率技術乳化製法なし独自の乳化製法で、成分と水がすぐに混ざり合い、体に吸収されやすい状態になります。乳化製法あり開発時の8ステップの安全性評価ルテイン当社は、2015年の機能性表示食品の制度開始前より臨床試験を行うなど科学的根拠に基づいた製品の開発を行ってきました。安全性に関しても、安全性の審査手順と基準を設定し、使用するすべての原料について確認ができていました。そのため、制度開始より機能性表示食品に対応した複数の製品で事業展開することができました。制度開始後には、お客様に伝えられなかった製品の機能もしっかりと伝えられるようになり、お客様が正しく製品選択ができるようになりました。さらに、機能性を高めるために、成分が体内へ吸収され製品を開発するときには、機能性を発揮する原料や製剤を成形するために必要な賦形剤など使用する原料すべてに対して、品質を含めた安全性の確認を行っています。安全性の確認は、安全性の評価を行う専門部署を設定するなどの評価体制を整え、人体への影響に関して8つのステップで基準を設定し、決められた手順で審査を行います。原料が加工される前の原材料の確認、残留農薬や製造方法な1995年ファンケル入社2003年商品企画開発・生産本部商品企画開発部青汁グループ課長2010年事業・商品戦略本部機能性食品事業部 事業部長2011年機能性食品研究所 所長2021年理事に就任やすくするなど体内効率技術の研究も進め、特徴のある製品開発によって、機能性表示食品市場では、業界トップクラスのシェアを獲得しています。また、医薬品とどの原料の品質の確認、摂取したときの安全性データの確認など原料すべてにおいて審査しています。使用する成分に対しては、医薬品との飲み合わせに関しての情報も収集しデータベースを構築し、お客様に安全に摂取してもらうための情報提供を行っています。販売後の製品についても、お客様からの声を収集し、安全性に関する声についてはすべて保管を行います。また、社外の医師や学識有識者を含めた健康食品専門家評議会にて客観的に安全性の飲み合わせなどの安全性に関する情報についても独自のデータベースにより、情報提供を行うなど、サプリメントを安心して摂取できる環境も整備しています。評価を行う体制を整え、製品の安全性の確認を行っています。今後も当社は、安全な製品づくりを最重要課題として、さらなる強化を進めていきます。乳化あり製剤乳化なし製剤(wk)略歴独自の乳化製法により、有効成分の吸収力を大幅に向上させています。STEP 1STEP 2STEP 3STEP 4STEP 5STEP 6STEP 7STEP 8302010乳化あり製剤乳化なし製剤2(wk)アスタキサンチン血中濃度変化量アスタキサンチン体内への吸収力1.6倍UP40体内への吸収力1.4倍UP5004003002001000原材料が何であるか確認食薬区分の確認原料の原材料や製造方法を調べる(原料メーカーの工場査察)食経験の評価安全性について文献調査原料に含まれる成分の文献調査原料の安全性試験最終製品の安全性キーパーソンに聞く開発力を活かし、業界トップクラスのシェアを獲得徹底した安全性確保の取り組み寺本祐之 理事 機能性食品研究所所所長サプリメントにおける機能性表示食品の開発

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