ファンケルレポート 2022
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37イントロダクションプラスチックの資源循環を目指した新しい取り組みとして、2021年7月に「FANCL リサイクルプログラム〜花と緑を広げよう〜」を開始しました。このプログラムは、一部の直営店舗で使用済みの化粧品容器※1を回収し、リサイクルする取り組みです。お客様からのご要望にお応えして、2022年4月に東京都および神奈川県など61店舗※2に回収拠点を拡大し、2022年度中に全国の店舗に拡大を目指します。なお、この容器回収にはファンケルグループの従業員も参画しています。※1 回収対象品目は21品目(2022年7月時点)※2 大丸京都店含む当社は創業以来、「自らの手でできることは自分たちでやる」ことで、本気で社会課題と向き合い、業務理解を深めてきた風土があります。そのため、容器を回収する場所は直営店舗を利用し、容器の分別や洗浄、乾燥作業は特例子会社のファンケルスマイルで行うなど、独自のスキームを構築してきました。自ら取り組むことで、従業員もその作業を行う重要性や社会貢献への意識を醸成することができ、また、本質的的な社な社会課題の把握・理解につなげることができてていいます。また、SDGsで掲げられている17の目の目標は相互に関連しており、これを包括的に解に解決することで達成に向かうとされていますすが、が、「FANCL リサイクルプログラム」は、容器回回収収リサイクルという環境への取り組みが、障がいがい者の活躍促進や雇用創出、また地域社会へのの貢貢献にもつながっていることが大きな特長です。プラスチック資源循環においては、一企業だけでは解決しえない課題が多く存在します。これらの課題を解決するためには、企業の枠を超え、同じ志を持つ方々とのパートナーシップで取り組むことが必須だとマネジメントビジネスモデル回収した容器は、障がい者雇用を促進している当社の特例子会社である株式会社ファンケルスマイルで分別・洗浄・乾燥の作業を行い、その後、専門の協力会社で植木鉢へリサイクルしています。考えています。当社は、今後、新たなチチャャレンジとして、資本業務提携をしているキリンリングループと連携し、「ケミカルリサイクル」技技術に術により使用済みの容器をまた同じ容器にリササイイクルする水平リサイクルを目指し、取り組みみをを発展させていきたいと考えています。本プ本プログラム開始以降、すでに多くのお客様にご参参加いただいています。今後より多くのお客様に共感いただき、ともに活動を推進していくことで、より一層大きな力に変え、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。「ガーデンネックレス横浜」へ寄贈リサイクルされた植木鉢※写真はイメージです。データセクション容器回収BOXサステナビリティ執行役員員SDGs推進室室長山本真帆ファンケルらしい、容器回収リサイクルを目指して化粧品容器のプラスチックを再び資源に障がいのある従業員の活躍植木鉢は、地域社会へリサイクルした「植木鉢」はファンケル本社がある横浜市に寄贈し、美しい花の移り変わりが楽しめるイベント「ガーデンネックレス横浜」で活用いただくなど、花と緑あふれる街づくりに貢献しています。FOCUSお客様とともに未来をつくる「FANCL リサイクルプログラム」

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