ファンケルレポート 2022
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00000化粧品関連事業栄養補助食品関連事業その他関連事業1,039979.4343.4540.7%減)となりました。当社は、当期より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、経営成績においては、より実態に即した分析を行うため、前期実績から同基準を適用した前提に組み替えて比較しています。当期の売上高は、栄養補助食品関連事業が増収となったものの、化粧品関連事業に加え、前期販売した不織布マスクの反動減などにより、その他関連事業が減収となり、全体では103,992百万円(前期比1.1%減)となりました。化粧品関連事業の売上高は、58,809百万円(前期比ファンケル化粧品は、リニューアルした「エンリッチプラス」や「マイルドクレンジングオイル」などが好調に推移したものの、メイクやスペシャルケア製品などが振るわず、42,758百万円(前期比3.2%減)となりました。アテニア化粧品は、2021年4月に発売した基礎スキンケア「ドレススノー」や「スキンクリアクレンズオイル」が好調に推移したことに加え、中国向け越境ECの寄与などにより、13,797百万円(前期比14.3%増)となりました。boscia(ボウシャ)は、リアル店舗向けの卸販売が振るわず、1,161百万円(前期比48.5%減)となりました。営業利益は、売上減による売上総利益の減少に加え、主力製品のリニューアルに伴う広告費の増加や、関西物流センターの稼働に伴う減価償却費の増加、前期に店舗休業に伴う人件費を特別損失に計上していた影響などにより、9,771百万円(前期比15.6%減)となりました。経常利益は10,401百万円(前期比11.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,421百万円(前期比7.4%減)となりました。当期における研究開発関連費用の総額は3,492百万円となりました。当社は、総合研究所において、化粧品、栄養補助食品、発芽米および青汁に係る基盤技術研究ならびに製品開発研究活動を通じて、「安心・安全」を軸とした安全性・機能性研究を推進し、科学的根拠に基づいた製品開発を行っています。また、相談窓口に直接寄せられるお客様の「声」を集積し分析した「ヤッホーシステム」を製品開発に活かすとともに、国内外の多くの研究機関との共同研究や産官学連携事業への参画など、幅広い研究開発活動を行っています。研究者は、農学、薬学、理学など博士号取得者を含む総勢210名体制となっています。また、2019年8月にキリンホールディングス株式会社と資本業務提※「収益認識に関する会計基準」等に組み替えた実績栄養補助食品関連事業の売上高は、38,471百万円(前期比1.6%増)となりました。製品面では、「内脂サポート」や「カロリミット®」が前年を下回ったものの、「年代別サプリメント」が海外を中心に大幅に伸長し、増収となりました。その他関連事業の売上高は、6,710百万円(前期比16.9%減)となりました。発芽米、青汁が減収となったほか、前期販売した不織布マスクの反動減などにより、その他が減収となりました。売上高(億円)営業利益/営業利益率(億円)研究開発費/売上高研究開発費比率(億円)■化粧品 ■栄養補助食品 ■その他1,2241,2681,0901,1492018年度2019年度2020年度■営業利益 ●営業利益率14112311511.110.18410.17.72018年度2019年度2020年度■研究開発費 ●売上高研究開発費比率313434312.92.82.72.72018年度2019年度2020年度1,5001,0005002017年度150100502017年度403020102017年度1,0512020年度※〈組替後〉2021年度(%)15.011510.011.05.02020年度※〈組替後〉2021年度(%)5.0314.03.03.02.01.02020年度※〈組替後〉2021年度経営者による財政状態・経営成績の分析売上の状況利益研究開発費

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