ファンケルレポート 2022
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どんなに小さな不満、不安、不便からも目をそらさず、常識にとらわれない感性と独創性で、世の中にある「不」の解消に挑戦するのが、ファンケルの企業活動の原点です。不満を満足に、不安を安心に、そして不便を便利に。美しく健康に生きることを支援するため、最高レベルの安全で安心な製品、サービスを提供しています。さらなる多くの「不」の解消を目指して。これからも続く私たちの挑戦です。041980年池森賢二が化粧品販売を個人創業。化粧品の通信販売を開始1981年ジャパンファインケミカル販売株式会社(現株式会社ファンケル)を設立1982年肌トラブルの原因となる添加物を一切使用しない、世界初の「無添加化粧品」の販売を開始化粧品公害が大きな社会問題になっていた1970年代後半、多くの女性が肌荒れの悩みや不安を抱えていました。創業者である池森賢二の妻もその一人。「肌を美しくするための化粧品で肌が荒れるのはおかしい」、池森はそんな率直な疑問から調査を始め、防腐剤などの添加物が原因の一つであることを突き止めました。「ならば、添加物の入っていない化粧品をつくろう」と考えた池森は、化粧品会社を起こして製品化に挑むも、防腐剤の完全な除去には困難をきわめました。苦境を打破したのは、化粧品らしからぬ5mlの小さなバイアル瓶。腐敗する前に使い切れるサイズにするという発想が、無添加化粧品の創造を叶えたのです。世の中の「不」を解消するために、業界の常識にとらわれず挑戦する、それこそがファンケルの原点です。創業当時の化粧液創業当時の化粧液化粧液の変遷1989年高品質・低価格・ハイセンスをコンセプトにした「アテニア化粧品」の販売を開始1992年ご注文品を自宅の郵便受けに投函する「ポストサイズ」の輸送箱を日本で初めて開発、サービスを開始1994年健康食品(サプリメント)の通信販売を開始28年前、飽食の時代において日本人の栄養が偏っていくことに、創業者・池森は危機感を抱いていました。日本人の健康を守るには、健康食品で栄養を補うことが最適なのに、当時の健康食品は高額で、安全性にも不安がありました。通信販売開始時のサプリメントそんな正常とは言えない業界を変えたい、日本人の健康を守りたい、ふつふつと沸きあがる使命感が、健康食品事業のスタートにつながったのです。原料の供給から製造までをすべて自社生産に、業界に先駆けてパッケージをアルミ袋にしました。こうして誕生した、安心して毎日続けられる健康食品を「サプリメント」と呼び始めたのもファンケルでした。健康の先にあるかけがえのない日常を守るために、サプリメント事業の挑戦は続きます。1995年直営店舗1号店を静岡にオープン1996年海外1号店を香港にオープン1997年•インターネットからの注文受付を開始•米国カリフォルニア州アーバイン市にFANCL INTERNATIONAL, INC.を設立•指定された置き場所に、在宅・不在にかかわらず、受領印不要で製品を届ける「置き場所指定お届けサービス」を日本で初めて開始完全オーダーメイドサプリメント「パーソナルワン」「不」の解消のあゆみ無添加化粧品の誕生サプリメント市場の創造

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