ファンケルレポート 2023
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プロフィールファンケル入社後、お客様からのお問合せ窓口やファンケル銀座スクエアの店舗運営を経験。直営店舗や通信販売の販売企画などを経て、化粧品事業のマーケティング担当部長やアテニアの取締役を歴任。2022年1月から化粧品事業本部長に就任。執行役員 化粧品事業本部長 堂どうもと下亮まこと2022年度は、「お客様起点・未来起点」をスローガンに掲げ、「ファンケルのブランド方針の明確化」と「製品育成によるファンの拡大」に注力してきました。「ブランド方針の明確化」については、「私たちは、誰の何を叶えるブランドを目指すのか」を改めて問い直しました。これからの社会は、気候変動や様々なストレスなどの影響で、肌荒れや敏感肌などの肌不調が拡大することが考えられます。ファンケルには、肌不調を解決する独自の無添加化粧品と、直営店舗でのカウンセリングや窓口での美容相談など、お客様をサポートする接客・サービス力という強みがあります。この私たちの唯一無二の強みを一層研ぎ澄まし、「肌不調を解消して素肌の美しさを叶え、人の気持ちまで前向きにすること」を目指していきます。「製品育成によるファンの拡大」では、次の3点を重点的に強化しました。1つは、「基礎スキンケアのお客様「泥ジェル洗顔」による毛穴ケア訴求を強化中国でプロモーションを強化「BRANCHIC」は拡大」です。2022年5月にリニューアルした「FDR アクネケアライン」や、2023年2月に刷新した「ブライトニングライン」のプロモーションを強化し、伸長させることができました。2つ目は、「毛穴ケア市場でのシェア拡大」です。主力製品の「マイルドクレンジングオイル」をはじめ、2022年4月に新発売した「泥ジェル洗顔」で毛穴ケア訴求を強化し、市場でシェアを伸ばすことができました。3つ目は、「クロスセルの促進」です。高機能美容液「コアエフェクター」の特長成分「チオレドキシン」を打ち出したプロモーションや、直営店舗でのカウンセリングによる提案強化によって、お客様数は着実に増えています。また、2021年10月に上市したプレステージブランド「BRANCHIC」は、2022年6月から中国で越境EC展開を開始しました。美容意識の高い女性をターゲットにプロモーションを強化し、2022年11月のW11(独身の日)セールでは売上を伸長させることができました。ファンケル独自のAIパーソナル角層解析を活用したカウンセリングによる製品提案14事業概況と今後の戦略2022年度の成果ファンケル化粧品世界中の肌悩みを解決し、笑顔になってもらうことががわれわれの使命です

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