ファンケルレポート 2023
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●D&I:若手の登用、女性・ベテラン・シニア層、グローバル人材の活躍推進、123•人事戦略図人材育成人材活用取締役会における監督経営理念である「不」の解消の実行力アップ全従業員が活躍できる環境づくり組織風土経営理念の実行力を高める組織風土の醸成ファンケルの人材育成方針組織風土VUCA※の時代、変化に即応できる強い企業体質を創り上げるため、人材育成方針に「複数の得意分野の習得」や「ジョブローテーション制度」を取り入れ、従業員が新しい価値を生み出せる体制にしています。ファンケルグループは、「VISION2030」において、経営戦略として7つのチャレンジを実行しています。その一つに「人材育成と人材活用」を設定し、「人材育成」「人材活用」「組織風土の醸成」という3つの視点で取り組んでいます。事業を通じ価値創造を実行するのは従業員です。イキイキと働ける環境のもとで「ダイバーシティ&インクルージョン」を加速させ、能力発揮を促す人事戦略を実行していきます。また、ファンケルらしいベンチャー精神をもって「不」の解消にチャレンジし続ける風土づくりを推進していきます。•3つの視点人材育成人事戦略における戦略立案からその進捗確認について、サステナビリティ委員会と取締役会にて年に1回以上報告することで、定期的に監督を行っています。ありたい姿2005年5月ファンケル入社。化粧品の基礎研究から製品開発を含む関連業務に携わる。2008年執行役員総合研究所長兼化粧品研究所長。2013年より取締役執行役員総合研究所長。2020年6月取締役常務執行役員総合研究所長。2022年10月より取締役常務執行役員管理本部長兼健康支援室長に就任。【定点調査によるチェック】•経営層アンケート•組織風土調査•役職者、職位者評価•法定ストレスチェック●人材育成方針の策定:複数の得意分野の習得+ジョブローテーション制度➡知識や経験の蓄積により次世代経営層の育成へつなげる●特に強化すべき機能の選定:経営、マーケティング、R&D、新規事業、デジタル・DX、グローバル障がい者雇用の促進●健康経営:アブセンティーズム・プレゼンティーズムの低減、ワークエンゲージメントの向上●意識改革:マルチステークホルダー(お客様、投資家・株主様、お取引先様、地域・社会、従業員)に対しての「行動指針」の改定●実行力の向上:みんなで未来を語る会(代表取締役社長執行役員CEOと従業員の対話)、部門横断型アイディアコンテスト(新規事業創出)の実施3. 働きやすい環境づくり(D&I、健康経営)取締役常務執行役員管理本部長 炭田康史プロフィール2. 知・経験の蓄積による(次世代)経営層の育成1. 複数の得意分野の習得4. 「経営理念の実行」の実現性を高める組織風土の醸成20CEO経営層(役員)部長職課長職係長職様々な得意分野を持ったメンバーが様々な部門にいることで、各所で新しい価値が生み出される状態個々の従業員が主体性を持ち、多様な個性・能力を発揮できる環境づくりベンチャー精神を忘れずに、「不」の解消に向けてチャレンジし続ける組織風土への変革マーケティングR&D•社会人基礎能力+リスキリング•働く上で求めるマインド・行動(=理念の実行力)•多様な人材が多様に活躍できる環境•美しく健やかにパフォーマンスが発揮できる環境人材活用※ VUCAとは、「Volatility(不安定性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」の頭文字をつなげた言葉で予測不能な時代を表す言葉新規事業デジタル・DXグローバル•持続的なサクセッションプランの遂行•多分野でのマネジメント経験の蓄積•ジョブローテーションによる多様なスキルの習得•自律的なキャリア形成の促進•ベンチャー精神を忘れずに「不」の解消に向けてチャレンジし続ける組織風土への変革価値創造の源泉経営戦略を達成するための人事戦略人的資本経営への取り組み

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