ファンケルレポート 2023
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46品10品31品6品研究員・有資格者数 ※2023年4月現在研究員博士号薬剤師管理栄養士・栄養士193人21人10人8人2022年10月、総合研究所の所長就任時に、自身が実現したいこととして、「総合研究所をファンケルの未来を創る発信基地にする」という目標を掲げました。その実現に向けて、現在、2つのテーマに取り組んでいます。一つ目が中長期の研究戦略の立案・実行。二つ目が研究人材の育成と強化です。2020年からのコロナ禍によって、私たちの生活は大きな影響を受けました。そのような様々な環境の変化やテクノロジーの進化によって、人や社会が変わってゆく先の読めない不安定な時代だからこそ、10年、20年後の未来に向けて、私たちが叶えたい未来・ありたい姿を明確にし、その実現に向けた様々なチャレンジをしていくことが大切だと考えています。今後、世の中はどのように変化していくのか?未来のお客様の生活は?そこから発生するお客様の「不」は何か?を考え、ファンケルが取り組むべきテーマを明確にし、美と健康の領域における「既存事業の成長・強化」そして「新たな事業の創出」につながる研究戦略の立案・推進をしていきたいと考えています。ファンケルが継続的に世の中の「不」を解消し、成長化粧品、栄養補助食品、発芽米および青汁の既存事業の成長・強化のため、基盤技術研究ならびに製品開発研究活動を通じて、「安心・安全」を軸とした安全性・機能性研究を推進し、科学的根拠に基づいた製品開発を行っています。2022年度の実績製品開発数ファンケル化粧品サプリメントアテニア化粧品発芽米・青汁・その他食品製品し続けていくためには、それらを実現する「人(人財)」の育成が重要です。研究メンバー一人ひとりに期待する役割を明確にし、日々の仕事を通して自身の成長実感や、社会への貢献実感を得ることのできる「働く幸せを感じることのできる組織」にしていきたいと考えています。自身の夢や目標の実現と、会社の成長が連動し、それがお客様の喜びにつながる。そんな組織になることが、「研究所がファンケルの未来を創る発信基地になる」ということに必ずつながっていくと考えています。また、キリンホールディングス株式会社R&D部門をはじめ、国内外の研究機関との共同研究や産官学連携事業への参画などの幅広い活動は常に進化を続け、社会課題や新たな事業創出につながる研究所を目指して活動を進めています。2005年入社。化粧品事業部で商品開発および海外現地生産を担当。2013年から海外事業の基盤構築、2015年から健康食品事業を担当し、事業・商品戦略を推進。2022年10月より総合研究所長に就任。❶中長期の研究戦略の立案・実行❷研究人材の育成と強化特許出願数学会発表数論文発表数共同研究先研究開発費上席執行役員総合研究所長 若山和正プロフィール国内:71件、外国:2件39件17件25件3,408百万円22価値創造の源泉総合研究所をファンケルの未来を創る発信基地にする新たな「不」を解消するソリューション研究を推進研究開発

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