ファンケルレポート 2023
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※1 株式会社ファンケル、株式会社アテニアの化粧品、健康食品が対象 ※2 認証紙、非木材紙、再生紙等※1 ブリスター包装:加熱して柔らかくしたシートを金型に合わせ、変形させる製造方法で生産された包装のこと※2 ヘミセルロース:植物細胞壁に含まれるセルロースを除く、水に対して不溶性の多糖類の総称定量目標容器包材プラスチック使用量の削減基本方針TOPICS重点課題(マテリアリティ)プラスチックを使用した容器包材における4R対応※1ファンケル化粧品のプラスチックを使用した容器のうち植物由来・再生由来プラスチックの使用率紙を使用した容器包材における環境配慮紙※2の採用※1目標進捗• プラスチック使用量の削減4R※の観点で、製品やサービスのプラスチック削減に取り組みます。※Reduce(容器プラスチック使用量の削減)・Reuse(容器の再利用)・Recycle(容器回収リサイクル)・Renewable(再生素材または植物素材への切り替え)ファンケルグループは、脱炭素・循環型社会の実現を目指し、お客様とともに容器包装のプラスチック削減に取り組んでいます。従前より、ReduceやReuseを積極的に推進し、削減の効果を出してきました。また、製品の特長である「無添加」の品質を守るため、密封容器等にプラスチック素材を採用する際には、Renewableの視点を取り入れることで、環境負荷の低プラスチック使用量の削減を最優先とし、容器包装の薄肉化や軽量化、紙などの他の素材への切り替えを積極的に進めています。2022年度にメイクブラシの外箱、2023年度には卸販売チャネルの基礎化粧品の外箱を順次プラスチック素材から森林認証紙に切り替え、プラスチック使用量の削減に取り組んでいます。また、サプリメントでは2013年からアルミパウチ袋の厚みを11%カットし、削減を実現しています。ファンケルでは、固形ファンデーションなどのコンパクトケースを繰り返し使用する製品には、レフィルを販売してつけかえができるようにしています。このレフィルはブリスター包装※1を採用し、その材質として、従来はプラスチック素材を使用していましたが、2022年度に、キリンのパッケージイノベーション研究所と共同で、「キリン一番搾り生ビール」の製造工程で発生する副産物であるビール仕込粕から抽出したヘミセルロース※2を用いたシートを開発。植物由来のレフィル用ブリスター包装の製品化につなげました。減にできる限り努めています。2021年度からは、循環型社会へのさらなる貢献を目指し、化粧品容器の回収リサイクルを開始しました。将来的には、回収した化粧品容器が再び化粧品容器の原料に生まれ変わる「水平リサイクル」の実現に向け、資本業務提携を締結したキリングループと連携を強化し、取り組んでいきます。卸販売チャネル基礎化粧品外箱サプリメントのアルミパウチ袋ケースとレフィルブリスターケース342030年度までに100%2030年度までに30%2025年度までに100%2022年度:50.9%2022年度:40.1%目標達成2022年度:85.2%環境Reduce(容器プラスチック使用量の削減)キリングループとのシナジーによる新たな包材開発【国内初ビール製造時の副産物から化粧品包材を開発】

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