ファンケルレポート 2023
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❶❷❸取締役会の分析・評価課題サステナビリティ当社は、取締役会の現状を把握し、より実効的な取締役会を運営していくために、2015年度より、毎年、取締役・監査役による取締役会の自己評価を実施し、継続的な改善に取り組んでいます。2020〜2021年度評価であげられた課題への対処状況2022年度取締役会の実効性評価結果「事前説明が過度に丁寧になっている部分がある」との課題があげられたため、2022年度は事前説明を行う議題を重要度で峻別し、効率的な運営に努めた。「海外事業など重要なテーマについては定期的に取り上げ、モニタリングしていくことも一考」との意見があげられたため、2022年度は「中国サプリメント事業」や、化粧品ブランドの「BRANCHIC」「ボウシャ」などの海外事業、「サステナビリティ」、「リスク・コンプライアンス」などの重要なテーマについて取締役会に報告を行った。「ガバナンス、組織能力強化など事業以外の議論も活発化させてほしい」との意見があげられたため、2022年度は「人的資本経営」や「知財戦略」などに関して取締役会で議論を行った。議案数、内容、審議時間は適切である。重要議案の事前説明や、事前説明の機会に出た意見の要旨を取締役会で報告するなど運用も年々進化している。業務執行・非執行の観点からバランスが取れている。各取締役も専門性に基づき、バランス良く選任されている。性別の観点からの多様性も進められている。忌憚のない意見を歓迎する雰囲気があり、社外取締役も遠慮することなく、非常に活発に議論している。社外の発言は業務執行にも適切に反映されている。サステナビリティ委員会、グループリスク・コンプライアンス委員会からの報告の仕組みが整備され、特に重要リスクが取締役会に報告され議論されることになった点は良かった。説明資料が詳しすぎる時があるため、経営判断にあたり重要なポイントを意識し、メリハリをつける工夫が必要。社内からの女性取締役の登用は中長期的な検討課題。サクセッションプランの導入に伴い、今後、計画的に行えるのではないか。社外取締役の割合を過半数にすべきという点では一定の議論はあるが、現時点ではこの構成で機能しているため、実質的なメリットは感じられない。今後は中長期的な議論をさらに増やしていくことを求める。経営会議等で出された社内取締役の意見も、重要なものは取締役会で共有されるとなお良い。45取締役・監査役へのアンケート取締役会の事前説明重要なテーマに関する定期的なモニタリング事業以外の議論の活発化運営構成議論運営構成議論取締役会における分析・評価次年度以降の対応方針の検討実行イントロダクションデータセクションマネジメントビジネスモデル取締役会の実効性の向上

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