方針・基本的な考え方
ファンケルグループは、展開する多様な事業活動において、さまざまなステークホルダーとの対話を重視しています。下記の対話方法を通じてファンケルグループの活動情報を提供し、ステークホルダーからファンケルグループに対する期待や懸念について認識する機会を持っています。今後も、ステークホルダーの期待に真摯に向き合い、企業価値の向上を目指していきます。
| ステークホルダー | 頻度 | 主な対話の取り組み | 対話方法/取組 |
|---|---|---|---|
| お客様 | 定期的 随時 |
安心・安全を一番の基準とし、独自性のある商品・サービスを提供することで、お客様との絆を深めるため、社内で様々な取り組みを行っています。 お客様のお声は、ファンケルが成長していくための原動力であり、重要な経営要素として捉えています。いただいたお声は毎週全社配信し「CS委員会」にて経営幹部にタイムリーに報告がされ、商品開発・サービスへの迅速な対応を行っています。 また、「お客様の目委員会」にて、お客様に電話窓口の対応や店舗の接客対応などのアンケート（評価）にご協力いただき、サービスや接客の改善につなげる取り組みを行っています。 |
・公式ウェブサイトやソーシャルメディア、情報誌を通じた情報提供 ・各種問合せ・相談窓口 ・CS委員会※ ・お客様の目委員会 ※CS(Customer Satisfaction)=お客様満足 |
| 従業員 | 随時 | 多様性を認め合い誰もが個性や能力を発揮することで、新しい価値を生み出すため、各種研修やセミナーを通じた能力開発を行っています。また、定期的に全社に向けた方針説明会や放送朝礼を実施し、経営陣からのメッセージを発信しています。 社長と従業員の座談会「みんなで未来を語る会」を各拠点で開催し、社長と従業員が直接、会社の未来について語る機会を設けています。 また、「従業員満足度調査」を毎年実施し、従業員の通報・相談窓口も設置しています。 |
・各種研修、セミナーを通じた能力開発 ・方針説明会、放送朝礼 ・社長と従業員の座談会 ・キャリアカウンセリングの実施 ・従業員満足度調査の実施 ・従業員の通報、相談窓口 ・社員表彰制度 |
| 地域社会 | 随時 | 地域・社会と共存し、企業活動を通じて、現在未来の人々の希望ある健やかな暮らしに貢献するため、積極的に政府・自治体・NGO・NPO団体との定期的なコミュニケーションを取り、社会課題に対する認識を深めると同時に、地域貢献活動や寄付・ボランティア活動を行っています。 誰もがイキイキと輝ける社会づくりを目指し、障がい者支援や若い世代に向けたサステナビリティ教育など、関連団体と共に地域社会の課題に取り組んでいます。 |
・地域貢献活動、従業員の寄付・ボランティア活動 ・政府、自治体、NGO、NPO団体との定期的なコミュニケーション ・各種イニシアチブへの参画 |
| お取引先様 | 定期的 随時 |
ファンケルグループはお取引先様とともに、真の共存・共栄を目指し、互いを尊重しながら成長していく関係を築くため、毎年お取引先様アンケート調査やヒアリングを実施し相互の繁栄を基本とした信頼関係の構築に努めています。 また、お取引先様からのヘルプラインを設けるほか、責任ある調達などの国際的な課題に対し、公平で公正な取引関係の構築と継続に努め、地球環境、人権、労働などに配慮した「持続可能な調達」へ貢献します。 |
・持続可能な調達 お取引先様ガイドライン遵守状況実態調査 ・お取引先様アンケート調査 ・お取引先様からの通報窓口 |
| 投資家・株主様 | 定期的 随時 |
信頼される企業であるために公正で透明性のある企業活動を行い、投資家・株主様の期待に応えることで、企業価値を高めるため、積極的なIR活動に取り組んでいます。 決算説明会（4回/年）や、アナリスト・機関投資家とのIR取材（約500件/年）に加え、個人投資家説明会や施設見学会、海外ロードショーなど様々なエンゲージメント機会を設けています。 また、ファンケルレポート（統合報告書）を始めとしたESG情報の開示にも積極的に取り組んでいます。 |
・株主総会（年1回） ・決算説明会（年4回） ・IR取材（年約500件） ・個人投資家説明会（随時） ・施設見学会（随時） ・北米、欧州、アジアの海外ロードショー（随時） ・社長、事業担当スモールミーティング（随時） ・証券会社主催カンファレンス（随時） ・ファンケルレポート（統合報告書）（年1回） ・ファンケル企業サイト／IRサイト（随時） ・ESG評価機関対応（随時） |
【お客様との対話】CS委員会
ファンケルでは、お客様からの商品やサービス、企業姿勢などに対するご意見・ご要望について、経営幹部に毎週、タイムリーに報告がされています。特に迅速な対応が求められる課題については、社長が議長として議論を進め、解決に向けて検討を行っています。時にはお客様の生のお声を聴き、リアルなお客様の感情を共有しています。担当者レベルや部門レベルではなかなか解決できないような案件を、経営幹部が意見を出し合うことで、改善・解決へのスピードアップを図っています。
【従業員との対話】みんなで未来を語る会
従業員一人ひとりが活躍を続け、ファンケルらしく進化を続けていくために、社長と従業員が一緒になり、意見交換を行う機会を設けています。本社、研究所、工場など拠点ごとに、年代や社歴、プロジェクトといった枠組みでグループを分けて少人数で開催し、どのような意見が出たかを全社配信することで、ファンケルの未来を従業員一人ひとりが考え自分事化することを目指しています。
【お取引先様との対話】持続可能な調達 「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」遵守状況アンケート調査とヒアリング
サプライチェーン上のリスクを把握するため、約450社を対象に「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」の遵守状況のアンケート調査を実施し、結果をもとに数十社へヒアリングを行いました。対話を通じて、人権や環境等のリスクを把握するとともに、日頃の取引に対する感謝の思いを伝え、相互理解を深めることができました。
【投資家・株主様との対話】開かれた株主総会
2023年6月24日(土)に開催した「第43期定時株主総会」は4年ぶりにご出席の株主様へのお土産配布、展示会（事業活動展示）を実施しました。また、総会の進行をオンラインでライブ配信いたしました。
[定時株主総会]2023年6月24日(土)の第43期定時株主総会
株主様と直接対話できる絶好の機会と考え、より多くの株主様にご参加いただけるよう、1998年以降、株主総会と展示会を、土曜日を中心に開催し、2023年度は3,081人の株主様にご出席いただきました。