ダイバーシティ&インクルージョン

「人間大好き企業」のファンケルグループは、「みんな違ってあたりまえ」というスローガンのもと、様々な価値観や考え方を持つ多様な人材が個性や能力を発揮し、新しい価値を生み出し続けることを目指しています。年齢や性別、障がいの有無、性的指向・性自認、国籍、人種、宗教、価値観や考え方、働き方等の多様性をお互いに尊重し認め合い、一人ひとりがいきいきと輝ける環境のもとでチームワークを発揮できるように努め、変革と価値創造を推進していきます。

目標

  • 女性管理職比率

    2023年度までに50%(2022年度:47.1%)

  • 女性上級管理職*比率
    *上級管理職・・・役員を除く次長以上の管理職

    2023年度までに30%(2022年度:28.0%)

  • 障がい者雇用率

    2030年度までに5%(2022年度:4.46%)

ダイバーシティ推進 スローガン

ファンケルのダイバーシティ推進 スローガン
『みんな違ってあたりまえ』

方針
「人間大好き企業」のファンケルグループは、『みんな違ってあたりまえ』というスローガンのもと、
様々な価値観や考え方を持つ多様な人材が個性や能力を発揮し、
新しい価値を生み出し続けることを目指しています。

ダイバーシティ&インクルージョン

女性の活躍

ファンケルは、お客様に美と健康を提供するため、創業以来女性社員が中心となり活躍する風土が根付いています。女性従業員比率は62.2%、女性管理職比率は47.1%(2022年度)です。また、男性社員を対象に配偶者出産・育児支援休暇を導入するなど出産や子育てのために退社することはなく、女性と男性が互いに支え合い、共に能力を発揮できる働きやすい職場づくりを推進しており、育児休暇の取得率100%となっています。従業員は、子育てや家庭での経験も活かして、お客様の立場に寄り添った製品やサービスの開発をしています。
また、従業員の子ども1人につき、18歳まで毎月1万円の「よいこ手当」を支給しています。

女性の活躍

女性活躍を推進するため、内閣府「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」、神奈川県「かながわ女性の活躍応援団」に参画しています。
毎年開催されるリーダーミーティングには、代表取締役が積極的に参加し、女性活躍推進に関する自らの想いや取組みを、社内外へ主体的に発信することで、女性活躍推進の重要性を伝えています。
2022年2月女性のエンパワーメント原則「WEPs」(Women's Empowerment Principles)に署名し、女性が社会的にその力を発揮できるような労働環境・社会環境を整備することへの強い意思を国内外に示しています。

LGBTQ理解促進

ファンケルグループは、性的指向や性自認に関わらず、誰もが自分らしくイキイキと働ける社会の実現をめざしています。
LGBTQ等性的マイノリティに対する理解促進のため、毎年定期的に研修やアンケートを実施しています。
2022年4月には、従業員の事実婚・同性婚について、原則として法律婚によるものと同等に扱うため、「パートナーシップ規程」を策定。会社が認めたパートナーであれば配偶者と見なされ、家族の看護休業や育児休業、慶弔見舞金、赴任手当などさまざまな福利厚生制度を利用できるようになりました。
また、LGBTQアライを立ち上げ、働きやすい職場づくりに向けたさまざまな活動を実施しており、2023年4月には、LGBTQアライ推進メンバーで「東京レインボープライド2023」へ出展しました。
今後も従業員自らが様々な取り組みの立案・実行をしています。

東京レインボープライド2023出展

このような取り組みが評価され、「企業等の枠組みを超えてLGBTQが働きやすい職場づくりを日本で実現する」ことを目的とした任意団体work with Pride が策定した、性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」において、2022年11月「ゴールド」を受賞しました。

障がいのある社員の活躍

障がいのある方の自立支援を目的に1999年2月、特例子会社株式会社ファンケルスマイルを設立しました。社名の由来は、障がいの有無にかかわらず、人と人との心を結び合う原点は「笑顔」だと考えたことです。
障がい者を“社会的弱者”として守るのではなく、一人の“社会人”として「自立」できるように支援する事を念頭に置き、その業務範囲は非常に多岐にわたっています。
また、ファンケルスマイルのみならず、ファンケルグループ全体での障がい者雇用も進めており、2021年3月末にはファンケルグループ全体で障がい者雇用100名体制を達成しました。
今後、2030年までにファンケルグループ全体で障がい者雇用率5%を目指していきます。

ファンケルスマイルの請負い業務の一例
ファンケルビル(横浜市中区)
飯島ビル(横浜市栄区)
製菓製造販売事業、化粧品・サプリメントの包装やサンプル結束、ファンケル本社食堂清掃、社内メール便の受配、名刺印刷、廃棄書類の回収・シュレッダー、回収容器のリサイクル用洗浄、ダイレクトメール封入封緘・発送
関東物流センター(千葉県柏市)
関西物流センター(大阪府門真市)
コンテナ清掃、ストレッチフィルムの回収、出荷箱の組立て、一般清掃
ファンケル美健 千葉工場(流山市) 段ボールの解体、廃棄物回収、返却用段ボール運搬、物流補助(フォークリフト運搬等)

多様な働き方の実現

ダイバーシティ&インクルージョン促進の一環として、ファンケルグループでは一人ひとりがいきいきと活躍できる環境づくりを進めています。

正社員の定年年齢を60歳から65歳へ延長

2020年4月1日、ファンケルグループでは、正社員の定年年齢を60歳から65歳に延長いたしました。人生100年時代と言われる中、従業員が安心して長く勤めることができる環境を整備し、年齢に関わらず活躍できる場を提供しています。

年齢上限なしに働ける「アクティブシニア社員」

65歳以上が対象の「アクティブシニア社員制度」を2017年4月から導入しました。働き続けたい人、働いてもらいたい人が長く活躍できるよう、再雇用の年齢上限を撤廃しました。シニアが長年培ったスキルやノウハウを、若い世代に継承しつつ、生き生きと働く場を提供しています。

人事関連データはESGデータ集をご覧ください。

契約社員から正社員への登用

人事関連データはESGデータ集に過去5か年度の推移を記載しております。

介護・病気・障がいと仕事の両立「アソシエイト正社員」

2019年4月から、正社員の雇用区分として「アソシエイト正社員」を新設。正社員として安心して「要介護状態にある家族を介護する必要がある社員」「長期療養が必要な身体の病気を抱える社員」「身体障がいを抱える社員」が短日数や短時間でフレキブルに勤務することが可能となりました。

店舗スタッフ向け雇用区分「エリア正社員」

2018年4月1日、ファンケルグループでは、全国の直営店舗で働く契約社員全員を「エリア正社員」として契約を切り替えました。「エリア正社員」は、原則として転居を伴う異動がないため、担当する地域で安定して働くことができます。また、雇用期間も有期から無期になるほか、賞与の支給ルール改定、休日日数の増加など、処遇が改善されました。ファンケルグループでは今後も人事制度を充実させるとともに、お客様に満足していただける店舗づくりを進めてまいります。

契約社員、パート社員の雇用区分を無期労働契約に移行

2018年4月1日、ファンケルグループでは、本社部門、工場部門で働く契約社員とパート社員、直営店舗で働くパート社員を「無期労働契約」に切り替えました。「長く安心してファンケルグループで活躍していただきたい」との考えから、今後も働き方改革を進め、従業員全員が一生涯いきいきと働ける労働環境を整えていきます。

サステナビリティ