人材活用と育成

ファンケル大学の紹介

ファンケル大学では、理念を体現できる人材、次世代のファンケルを担う人材、グローバルに活躍できる人材、専門性の高い人材、会社を取り巻く環境に即応できる人材、サステナブルな会社運営に力を入れています。この5つのあるべき人材像と会社の目指す姿にもとづき、それぞれの研修プログラムを実施しています。

理念を体現できる人材(創業理念研修・創業月間での取り組み)

2016年度より、ファンケル「創業の日」である4月7日が含まれる4月を「創業月間」とし、ファンケルグループ全従業員一人ひとりが自分自身の行動を振り返る取り組みを行っています。「創業月間」として従業員全員が集合し、創業者・池森賢二の考えを聞き、理念についての理解度を高め、2018年度は、池森著の社内向け書籍『企業存続のための読本−池森カレンダーより−』を用い、毎日、池森の考え方と自分の考えを照らし合わせる活動をしました。2019年度には、創業理念を日常業務と関連させて考えるために、各部署が課題としている”不”に対し、解消に向けてのテーマを宣言し、実行に向けて取り組みを行いました。

さらに、翌年創業40周年を迎える区切りの年として、従業員一人ひとりが今一度創業理念に立ち返るとともに、未来を見据えて理念を更に体現し、自身がすべきことを明確にするために、全32回にわたり、1,049名の従業員に理念研修を実施しました。2020年度、理念を体感する機会を増やすために、創業からの歴史がわかる資料や商品、広告などを展示し、改めて理念を振り返る取り組みを行いました。また、期間中は「理念の唱和」「理念体現エピソード共有」を行うことで、「理念を体現する」ための意識変革に繋げる活動をしています。
また、2021年1月からは、「Re-nen」hour(リネンアワー)という新たな理念の取り組みを開始いたしました。「Re」は、繰返し、「nen」は、念(想い・気持ち)という意味が込められており、「理念について繰返し考え、互いの想いを話し合う時間」という意味があります。2ヶ月に一度、決められたテーマを基に部署ごとで話し合いを行い、従業員一人ひとりが自分自身の行動を振り返りながら、一緒に働く仲間と共に、理念である「もっと何かできるはず」を考える思考を強化しています。

[池森カレンダーとは]

社員の日常の心構えにしてもらうために、池森賢二の生き方、考え方を示す言葉を日めくりカレンダー形式にまとめた、『池森賢二の言葉』(31日分)のこと

[『企業存続のための読本−池森カレンダーより−』とは]

池森カレンダーの言葉、それぞれの言葉が生まれた背景や言葉に込められた池森の想いを載せた社内向け書籍。
各日付にはメモ欄がついており、それぞれが気付いたことを書き留められる仕様になっている。

次世代のファンケルを担う人材

次世代の経営層を育成することを目的とした研修は、2020年度、強化をしています。語学(英語)やコーポレートガバナンス、危機管理の勉強会を行うことで、経営幹部に求められる知識を理解し、考え方の幅を広げ、経営全体に関する意識を高める研修を実施いたします。また、役員から次期役職者候補まで、選抜型の研修を実施し、次世代を担う人材育成を強化しています。さらに、「VISION2030」以降、2030~2040年の将来のファンケルグループにおいても活躍していただきたい上席執行役員~上級管理職を対象にエグゼクティブコーチングを実施しています。外部コーチとの対話を通じて、人間性を磨き、経営層として必要なマインドに気づくきっかけとしています。

グローバルに活躍できる人材

VISION2030「2030年度に海外の売上比率25%」を達成するために、ファンケルグループ全体でグローバル化に対応できる準備を進めるべく、2019年度4月より、従業員が自ら進んで学習できる「英語」と「中国語」の語学プログラムを実施しています。
「英語」については、TOEIC受験費の補助・取得点数によるインセンティブの支給に加え、役員~上級管理職を対象に、スタデイサプリの受講を開始しました。また、2030年の活躍を見据え、入社1.2年目の従業員は、TOEIC650点以上を目指し、TOEIC受験を必須としています。「中国語」については、日常生活のシーンに合わせた中国語の習得を目標に、中国籍の従業員が中国語教室を開催するとともに、従業員自らが中国語の学習をするきっかけとなるよう、HSKの級合格を目指し、HSK受験費の補助・合格によるインセンティブの支給などを行っています。さらに、公募で選抜された社員に対し、グローバル環境でのビジネスケースや心構えを学べる研修を実施し、海外赴任を見据えた実践的な語学力を身に着ける取り組みを行っています。

専門性の高い人材

店舗スタッフ、電話窓口スタッフは、入社から段階に応じて継続的に行う「階層別研修」と美容・健康の専門知識を学ぶ「専門研修」、店長および店舗・窓口スーパーバイザーを育成する「職務別研修」を実施しています。階層別研修では、ファンケルの商品で美しく健康になっていただくために一人一人のお客様に合わせたご案内・ご提案ができる接客力の向上を目指しております。
専門研修では、美容・メイクの専門知識とスキルを身につけ、お客様のご要望にあわせたメイクのご提案ができる「メイクアップスペシャリスト・カウンセラー」と、幅広い健康に関する知識を活かし、お客様の状況に合わせたパーソナルなカウンセリングができる「健康カウンセラー」を育成するための研修を実施しています。
また、ビジネスパーソンとしての専門性強化に向け、基礎固めをすることを目的とした「ファンケル仕事塾」を実施しています。
社外の専門家をお呼びする研修も社内講師が行うファンケルオリジナルの研修も共に人気で、社員が自主的に参加しています。2020年度は「ロジカルコミュニケーション」「ファシリテーション」「財務分析」などをテーマに研修を実施しました。

資格取得助成に関するガイドライン

従業員の専門性を強化し、ファンケルグループの企業価値を向上させることを目的に、資格取得に対し会社が費用を助成する取り組みです。業務遂行に関わる資格(法定資格、業務の専門性向上に有効な資格)が対象で、正社員の方だけでなく有期雇用者の方も利用できます。

自己革新セミナー

“新しい知識や教養、考え方に触れ、視野を広げる”ことを目的に、弊社従業員を対象にノー残業デーの定時後に開催しているセミナーです。講師には企業人・スポーツ選手・政治家など、様々なジャンルで活躍されている方をお招きしています。2004年より始まった本セミナーは2020年度までに127回開催いたしました。

会社を取り巻く環境に即応できる人材

外部環境や、会社の目指す姿に合わせて、全従業員に広く展開すべきテーマについて研修しています。2020年度は、SDGs研修、IT教育を実施しました。

SDGs研修

2020年度、LGBT研修や視覚障がい体験研修、発達障がい研修などの研修を行い、多様な人材が個性や能力を発揮できる環境づくりを進めました。2021年には、プラスチックに関するセミナーや認証パーム油の動画学習などを実施し、従業員一人ひとりが社会課題を深く理解し、SDGsへの貢献意識を高めることを目標に研修を実施する予定です。

IT教育

Withコロナで一段とデジタル化が加速している世の中を鑑み、全従業員を対象に、「情報セキュリティ動画」の視聴や「ITパスポート試験」に関わる費用補助を行っております。世の中にどのようなITがあるかやその機能、活用事例を知り、安全にITを活用することで、社会の変化に即応していく人材を育成しています。

サステナブルな会社運営(キャリア開発支援)

サステナブルな会社運営のため、従業員のキャリア開発の機会を創出しています。2020年度は、55歳~59歳になる従業員に対して、自身のキャリアを振り返り、将来のキャリアについて考える研修を実施しました。2021年度も、各年代に合わせて研修を実施する予定です。

直営店舗の表彰

全国の直営店舗の中で、優秀な成績を収めた店舗・従業員を表彰する制度や「接客ロールプレイングコンテスト」があり、従業員のモチベーションアップに貢献しています。

接客ロールプレイングコンテスト
2016年から、毎年開催しています。

Thank you Weekを実施

ファンケルでは、2018年度の「CSウィーク(カスタマー・サービス・ウィーク)」を、「Thank you Week」と、名称を変更して、2018年11月、2019年1月に実施いたしました。 カスタマー・サービス・ウィークは、コールセンターに従事する人々の労を報い賞賛しようという趣旨で、1992年に米国でジョージ・ブッシュ大統領が議会宣言して制定され、毎年10月の第2週は様々な行事が繰り広げられています。
ファンケルは、2008年に日本企業として初めて開催し、日常では伝えにくい“感謝”が伝えられると、以後毎年開催しています。
また、感謝の意を表し「表彰式」の開催や、他部門の従業員がオペレーターの電話応対をモニタリングし、電話窓口業務の理解促進を高めています。

サステナビリティ