12月3日~9日は「障がい者週間」~障がいのある社員の活躍~

2021.12.03

  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 10.人や国の不平等をなくそう

日本では、「障がい者基本法」に基づき、毎年12月3日~9日までの期間を「障がい者週間」と定めています。
これは、障害のある方が、あらゆる分野の活動に参加することを促進するためのものです。今回は、ファンケルグループで働く、障がいのある社員の活躍をご紹介します。

特例子会社「ファンケルスマイル」で製菓事業立ち上げ

ファンケルグループの特例子会社「株式会社ファンケルスマイル」は、11月1日(月)から菓子の製造・販売を行う「スマイルスイーツファクトリー」をオープンしました。
総合研究所に在籍する管理栄養士が考案したレシピで、栄養価の高いファンケルの発芽米を生地に使用した、グルテンフリーの「美と健康」の菓子を手作りしています。
これまでファンケルスマイルの事業は、製品の軽包装など主にファンケルグループ内の受託業務のみでしたが、事業を拡大することで新たな雇用を創出します。そのほか、「スマイルスイーツファクトリー」を地域とのコミュニケーションの場としても活用する予定です。
クッキーの生地作りや型抜きを担当している髙田さんは、「クッキーの型抜きがとても楽しい。周りから『早いね』と褒められ、新しい仕事を覚えることにやりがいを感じている。クッキーが焼きあがるときの香りが大好き。たくさんの人に食べてほしい。」と語ってくれました。
現在、国で定めている障がい者法定雇用率は2.3%ですが、ファンケルグループは3.7%(2021年3月末時点)です。ダイバーシティー推進目標として「2030年度までに障がい者雇用率5%」を掲げており、これからも障がいのある方の雇用を促進し、誰もが働きやすい職場環境を目指していきます。

「身だしなみセミナー」で、ファンケルスマイル社員が講師として活躍!

ファンケルは、“地域のためにももっと何かできるはず”との思いで、1988年から全国各地で無料セミナーを開催しています。
現在は、新型コロナウイルスの影響によりオンラインで「特別支援学校(高校生)向け身だしなみセミナー」、「視覚障がい者向けセミナー」、「がん患者様向けセミナー」の3種類を実施しています。
講師はすべてファンケルグループの従業員が務め、「特別支援学校向け身だしなみセミナー」の講師は、特例子会社ファンケルスマイルの社員3名も務めています。
このセミナーは、卒業前に身だしなみを自分で整えられるようになり、社会人としての自信を身に着けてもらうことを目的とし、ファンケルの商品を使用して、洗顔、スキンケア、整髪など清潔感のある基本の身だしなみを、実習で一緒に身に着けていきます。
自身も特別支援学校を卒業した社員が講師を務めることで、受講した生徒さんからは「自分も先生のように頑張ろうと思った。」「身だしなみの大切さが良く分かった。先生のように、身だしなみを自分できちんと整えられるようになりたい。」などたくさんの感想が寄せられています。
ファンケルスマイルでは、障がい者を「弱くて守るもの」ではなく、「1人の社会人として自立すること」を目指しています。これからも、1人1人の長所を伸ばし、自信をもってイキイキと働けるよう、色々な取り組みにチャレンジしていきます。

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