8月23日~25日の3日間、静岡県裾野市の「裾野カンツリー倶楽部」で、22,157人の来場者を迎え『PGAシニアツアー「ファンケルクラシック2019」』を開催しました。「ファンケルクラシック」は、2000年から始まり、今年で19回目を迎えました。
初日は降雨と濃霧の悪条件だったにも関わらず、9年連続で来場者が2万人を超える、国内最大規模のシニアゴルフツアーとして定着しています。
毎年、大会での使用電力は、「風力発電」でまかない、「CO2の排出ゼロ」の大会となっています。
また会場内では、来場者が使用した飲料の容器や弁当の空き箱などの「ゴミ分別回収」を徹底しています。
(燃やすゴミ)(ビン)(カン)(ペットボトル)に分けた分別ごみカゴを、「エコステーション」として会場内に設置し、来場者と選手の皆さまに、「ゴミ分別」のご協力をいただくなど、環境に配慮した大会運営を行っています。
さらに今年度は新たに、ドリンクサービスの「青汁」コップを、従来の「プラスチック製」から、環境に配慮した「紙コップ」に変更し、昨今関心が高まっている「使い捨てプラスチックごみ」の削減にも取り組みました。
その他ペットボトルの「キャップ」は別回収し、NPOを通じリサイクル原料として1キロ当たり10円で換金され、ポリオをはじめとする6大感染のワクチンの購入資金に充てられます。「キャップ」を焼却処分せず、「リサイクル」することで、CO2排出量削減にも貢献しています。
これからも、ファンケルクラシックは環境に配慮した大会運営を目指してまいります。
8月8日、社外監査役 南川秀樹氏が、「地球こどもサミット2019」(主催:にこにこ一般財団法人、公益財団法人日本財団)において、「世界の海洋プラスチック問題」についての講演を行いました。
この「地球こどもサミット」は、毎年衆議院第一議員会館で開催され、日本と世界の子どもたちが環境や社会問題について話し合います。今年のテーマは「『僕らの地球』海洋プラスチックごみを考えよう!」でした。
午前の部では全国の高校生が「日本の海を守るためにできること」を、午後の部では世界各国の子どもたちがプラスチックに対する各国の取り組みを伝えるなど活発な意見交換が行われました。参加者全員が更に問題意識を高め、持続可能な社会について考えるよい機会となりました。
8月6日に、ファンケルの本社ビルにて、関東学院大学 経営学部教授 小山嚴也氏を講師に迎え、店舗スーパーバイザー向けに「SDGs」を考える勉強会を開催しました。
近年、店舗ではポリエチレンの袋を廃止し、紙袋やレシートをFSC認証紙に切り替えるなど、環境活動に取り組んできました。小山氏の講義によって、世界の環境課題の背景を知る、よい機会となりました。これからも、お客様とともに活動の輪を広げ、SDGsへの貢献を目指してまいります。
※1・・・持続可能な開発目標(SDGs)「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で記載された2016年~2030年までの国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成されている。
7月4日、神奈川県障害者自立生活支援センターより川田隆一氏と、小野和佳氏を、ファンケル本社ビルにお迎えして、「車いす体験研修」を実施し、33人の従業員が参加しました。両者による「障がい全般」と「肢体不自由」についての講義を受けた後、実際に全員で車いすの操作、段差の乗り越え方など体験しました。
さらに8月29日には、神奈川県障害者自立生活支援センターより川田隆一氏をお迎えして、「視覚障がい体験研修」を実施し、33人の従業員が参加しました。
「視覚障がい者の生活〇×クイズ!」と、川田氏の体験談をお話しいただいた後、アイマスクを装着し、装着者と誘導係がペアになり、全員で会議室を一周歩きました。
参加者からは「歩くのが怖い」という声があがり、皆おそるおそる歩いていました。
2つの実践研修は、障がいを持つ当事者が先生となり、直接お話を聞くことで、それぞれの障がいへの理解を深めることができました。
研修後は、「街で困っている方を見かけたら、自分から声をかけようと思った。」「“障がいがある人”ではなくて、“その人自身”をきちんと見ようと思った。」などの声が上がりました。ファンケルは、「ダイバーシティ研修」を継続し、多様な価値観を認め合う風土をつくっていきます。
ファンケルが特別協賛をしている「ファンケル キッズベースボール」では、使わなくなった野球用具を回収し、用具不足の国へ寄贈する活動を続けています。
8月2日、寄贈先のひとつである、ペルーの少年野球チームが「少年軟式野球世界大会」のために来日し、一行26人がファンケルを、表敬訪問しました。
ペルーには、2014年以降毎年、用具を寄贈し、2017年11月には、ペルーで野球教室(主催:JICA、協力:ファンケル キッズベースボール)を開催するなど交流を続けています。
表敬訪問では、ペルー大使館の一等書記官 エンリケ・デスカルシ氏と、元プロ野球選手でファンケル キッズベースボール講師の久保文雄氏を来賓に迎え、用具寄贈のセレモニーを行いました。また、ファンケル本社の見学も行い、子どもたちは各フロアを回り拍手で歓迎されました。
その後、「ペルー野球教室の写真展」と「海外移住資料館」を見学するためにJICA横浜へ移動しました。
写真展では、自分の姿を見つけて、喜んでいる子どもたちが印象的でした。これからも、ファンケルは子どもたちの成長を応援しています。
ファンケルグループでは、社会貢献活動として、1988年より60歳以上のシニアが集まる福祉施設や、特別支援学校(高等部)などで「メイク」や「身だしなみ」のセミナーを無料で実施しています。
2019年8月は、身だしなみセミナー4件、視覚障がい者向けメイクセミナー4件、シニアいきいきメイクセミナー※1件、その他1件 合計10件を実施しました。
※「シニアいきいきメイクセミナー」は、神奈川県の「健康支援プログラム」に認定されています。