ファンケルは、SDGsの社内啓発として、多様性を理解する研修を、従業員を対象に定期的に行っています。
11月12日、「横浜市発達障害者支援センター」から鈴木彩夏氏(公認心理士・臨床心理士)を講師にお迎えし、「発達障がい研修」を開催しました。
主な発達障がい(自閉スペクトラム症・注意欠如多動性)について知ることと、発達障がいの方との付き合い方のヒントを知ることを目的として、1部は講義、2部は質疑応答の2部制で実施。発達障がいそれぞれの特性や、障がいの明確な線引きは難しいこと、特性を受けとめどのように付き合っていくか、個々の特性をどうサポートしていくかを考えました。
受講者からは、「同じ診断名でも、特性の現れ方は人それぞれということが分かった。目の前の人に対して丁寧に接することが必要だと感じた。」「これぐらいわかって当たり前、できて当然、などの思い込みを捨て、相手にいかに分かりやすく伝えるかが重要だと気がついた。」などの意見が上がりました。
ファンケルは、今後も、多様な価値観を認め合う風土づくりに努めてまいります。
「もっと何かできるはず基金」は、従業員による給与天引き型の寄付活動です。給与から本人の希望する金額を控除して、「ハンディキャップの方々との交流」・「地域貢献」活動をしている団体への寄付を行っています。従業員が「寄付先申請書」を提出し、従業員代表の運営委員が審査を行い、寄付団体が決定します。
11月13日の運営委員会で下記の6団体へ寄付をすることを決定し、12月21日に寄付を行います。
従業員の寄付活動「もっと何かできるはず基金」は、これからも、世の中の「不」のつく事柄の解消として活動してまいります。
ファンケルグループでは、社会貢献活動として、1988年より65歳以上のシニアが集まる福祉施設や、特別支援学校(高等部)などで「メイク」や「身だしなみ」のセミナーを無料で実施しています。
コロナウイルスの影響で、現在「ファンケルセミナー」の受付は中止していますが、特別支援学校に通う卒業前の生徒の皆さんへ“もっと何かできるはず”との想いから、「オンライン身だしなみセミナー」または「身だしなみBOOKと商品サンプルの送付」を実施しました。
11月6日は、日々輝学園高等学校横浜校の生徒さんへ「オンラインインターンシップ」を開催しました。印象の良い話し方を理解することを目的に、元アナウンサーの従業員が講師を務め、電話応対やハキハキした言葉遣いなど実践形式でレクチャーを行いました。生徒からは、「活舌が悪く悩んでいたのですが、人前で話すことが楽しくなりました!」「印象が良くなるクッション言葉は友達や家族などにも使えるのでとてもためになりました!」などの感想が上がりました。
11月13日には、視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”と共催で、視覚に障がいのある男性向けに、「オンラインスキンケアセミナー」を実施しました。20代~50代の男性5人へ、「メンオールインワンスキンコンディショナー」「乾燥敏感肌ケア サンガード25」を使用した基本のスキンケアをレクチャーしました。参加者からは、「スキンケアの時に強くこすってはいけないことを初めて学んだ」「普段は日焼け止めを全くつけていないが、毎日つける必要性が分かった。今日からつけます。」などの声が寄せられました。
ファンケルは、今後も、セミナーを通じた“不の解消”に取り組んでまいります。