どっちがお得?ビタミンCの摂取方法

第28回日本臨床栄養学会
 若手奨励賞受賞研究

POINT

  • ビタミンCは一度にとるよりも、1日2〜3回に分けた方が体内に多く保持されます。
  • この結果、抗酸化能(※1)も高く保持されます。

ビタミンCを1日1000mg摂取した時の血中動態(※2)は多くの研究者から報告されていますが、それを1日数回に分けて摂取した場合にどうなるかはあまり調べられていませんでした。そこでファンケルでは、どのような摂取法が血中ビタミンCの体内保持量に有効か、また、単なる保持量だけではなくビタミンCの代表的な機能である抗酸化能に有効かを調べました。

その結果、血中ビタミンCの体内保持量は1日3回>1日2回>1日1回摂取の順で大きくなりました(図1)。また、抗酸化能の指標の一つであるPAO(※3)も同様の結果となりました(図2)。以上の結果から、同じ1000mgを摂取するにも、1日3回に分けた方が血中保持力が高く、抗酸化能も高いことがわかりました。

用語解説

  1. 抗酸化能酸化ストレスに対する抵抗力の大きさを示します。高いほど良いとされています。
  2. 血中動態 ビタミンCなどの食品や医薬品の摂取後に、血中濃度を経時的な推移でみる指標です。
  3. PAO Potential Anti Oxidantの略で、体内の抗酸化能の強さを測定する方法です。