サステナビリティ方針

ファンケルグループは1980年の創業以来、一貫して社会課題解決型企業として成長して参りました。創業理念として「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」を掲げ、その想いは、現在に至るまで徹底して引き継がれています。2018年には「ファンケルグループ サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、持続可能な開発目標(SDGs)と足並みをそろえて、持続可能な社会の実現に貢献していく意志を表明しました。さらに、中期経営計画「前進2023」~逆境を超えて未来へ~に基づき、グループにとっての重点課題を再設定し、課題テーマに沿った具体的な取り組みを推進してまいります。

ファンケルグループ サステナブル宣言

ファンケルグループ 「サステナブル宣言」

未来希望

ファンケルは、
「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」という
創業理念に基づき、地球環境、社会課題など
「未来への不安」に立ち向かい、
ステークホルダーとともに「希望」をつくります。
現在と未来に生きる人々の笑顔のために、
持続可能な社会を目指します。

国連グローバル・コンパクトとSDGs

ファンケルは2013年4月、国連グローバル・コンパクトに署名し、参加企業に求められる4分野10の原則を尊重して事業活動に取り組んでいます。また、2018年6月には、「サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定し、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」とも足並みをそろえて、持続可能な社会の実現を目指して取り組んでいます。

※国連グローバル・コンパクトの4分野10原則

人権

企業は、
原則1 国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重し、
原則2 自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。

労働

企業は、
原則3 結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持し、
原則4 あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持し、
原則5 児童労働の実効的な廃止を支持し、
原則6 雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである

環境

企業は、
原則7 環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持し、
原則8 環境に関するより大きな責任を率先して引き受け、
原則9 環境にやさしい技術の開発と普及を奨励すべきである

腐敗防止

企業は、
原則10 強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである

出典:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン ウェブサイト

サステナビリティに向けての重点取り組みテーマ

ファンケルグループでは、持続可能な社会の実現への貢献とグループの持続的な成長をめざして、重点テーマとして以下の3つの項目を設定しました。それぞれのテーマについて目標を設け、具体的なアクションにつなげていきます。

サステナブル宣言

未来希望

ファンケルグループでは、
以下の重点テーマを設定しています。

  • 環境
  • 健やかな
    暮らし
  • 地域社会と
    従業員

サステナビリティに向けた重点課題と目標

環境

企業活動のあらゆる面で自然環境の保全、気候変動への対処を念頭に、重要課題として「CO2排出量削減」「プラスチック使用量削減」「持続可能な調達」「資源循環(廃棄物対応)」を掲げ、定量目標を設定し、具体的なアクションへつなげていきます。

重点課題 目標

CO2排出量削減

2050年度までに実質ゼロ

2022年度:4,012t-CO2(前年度比62.6%削減)

プラスチックを使用した容器包材における4R※1対応

2030年度までに100%

(2022年度:50.9%)

ファンケル化粧品のプラスチックを使用した容器のうち、植物由来・再生由来プラスチックの使用率

2030年度までに30%

(2022年度:40.1% 目標達成)

紙を使用した容器包材における環境配慮紙※2の採用

2025年度までに100%

(2022年度:85.2%)

持続可能なパーム油の調達

2023年度までに100%

(2022年 100%  目標達成)
RSPOマスバランス54%、ブック&クレーム46%
※2022年1月~12月実績

  • 1 Reduce(容器プラスチック使用量の削減)・Reuse(容器の再利用)・Recycle(容器回収リサイクル)・Renewable(再生素材または植物素材への切り替え)
  • 2 認証紙、非木材紙、再生紙等
  • 「プラスチックを使用した容器包材における4R対応」「紙を使用した容器包材における環境配慮紙の採用」「認証パーム油の採用」は、㈱ファンケル、㈱アテニアの化粧品、健康食品が対象

健やかな暮らし

ファンケルグループVISION2030「世界中をもっと美しく、ずっと健やかに、そして世界中で愛される会社に」を目指し、重要課題として人々の「健康寿命の延伸」「基本的な栄養ニーズへの対応」「生活の質(QOL)の向上」を掲げ、独自性のある製品・サービスを通じた貢献を果たしていきます。

重点課題 目標

日本人が健康のためにサプリメント・健康食品で対処する割合

2030年度までに50%( 2人に1人 )

(2022年度:32%)

地域社会と従業員

ファンケルグループが創業以来培ってきた「人間大好き」の企業文化を大切に、重要課題として「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」「地域社会への貢献」「美と健康の教育機会の創出」を掲げ、誰もがイキイキと輝ける社会づくりに貢献していきます。

重点課題 目標

女性管理職比率

2023年度までに50%

(2022年度:47.1%)

女性上級管理職*比率
*上級管理職・・・役員を除く次長以上の管理職

2023年度までに30%

(2022年度:28.0%)

障がい者雇用率

2030年度までに5%

(2022年度:4.46%)

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