プラスチック使用量の削減

海洋プラスチックの問題にも対応し、容器等のプラスチック使用量削減に努めます。
4R※1の観点で、製品やサービスのプラスチック削減に取り組みます。

目標

  • プラスチックを使用した
    容器包材における4R※1対応

    2030年度までに100%(2021年12月末:43.0%)

  • ファンケル化粧品の植物由来・再生由来
    プラスチックの使用率

    2030年度までに  30%

  • 紙を使用した容器包材における
    環境配慮紙※2の採用

    2025年度までに100%

  • 1 Reduce(容器樹脂の削減)・Reuse(容器の再利用)・Recycle(容器回収リサイクル)・Renewable(再生素材または植物素材への切り替え)
  • 2 認証紙、非木材紙、再生紙等
  • 「プラスチックを使用した容器包材における4R対応」「紙を使用した容器包材における環境配慮紙の採用」は、㈱ファンケル、㈱アテニアが対象

取り組み報告

REDUCE(へらす)

マイルドクレンジングオイルの容器軽量化

マイクレ容器新旧比
マイルドクレンジングオイル容器新旧比

多くのお客様にご愛用いただいている「マイルドクレンジング オイル」は、研究に約10年を費やし、強度テストを繰り返し行いながら、段階的に容器の厚みを減らしてきました。2004年には30gあったボトル部分を、2015年には18.2gに削減することに成功しました。
容器の削減・軽量化により、輸送にかかるエネルギーや使用後の廃棄容器量も削減でき、環境負荷の低減に貢献しています。

マイクレ樹脂量変遷
マイルドクレンジングオイル樹脂量変遷

ファンデーション包装パッケージのプラスチック量削減

メイク品ブリスターパッケージ
メイク品ブリスターパッケージ

メイク商品のつめかえ用容器(ブリスター)とシーラーでプラスチック再生PETを採用。同時に、ブリスターを薄くすることで、樹脂量を17%削減しました。
この容器構造により、包装資材の簡素化と工場のコストダウン、環境負荷削減を実現。公益社団法人 日本包装技術協会が主催する「日本パッケージングコンテスト適正包装賞」(2015年度)を受賞しました。

また、ファンデーションケースは、従来より17%コンパクトにし、鏡のサイズを25%拡大してマグネット式を採用。環境負荷削減と使いやすさを両立しました。

サプリメントアルミパウチのプラスチック量削減

ファンケルは、アルミパウチ袋を初めて健康食品に採用しました。 健康食品を適正価格で販売する努力を重ねるなかで、製造コスト削減のため、プラスチックボトルの代わりにアルミパウチ袋を採用。2013年にはアルミパウチ袋の厚みを11%薄くし、小袋重量を5%減らすことに成功しました。
同時に、目安量を少なくして包装自体を小型化する取り組みも進めています。

REUSE(つめかえ)

マイルドクレンジングオイルなどのつめかえ用

つめかえ用パッケージの採用により、ボトルタイプと比較して樹脂使用量を大幅に削減。プラスチックごみの廃棄量削減に貢献しています。
2020年には、販売量の多いマイルドクレンジングオイルにおいて、つめかえにより年間のプラスチック使用量を26.9t削減、本体比較で82%の削減に成功しました。

商品名 削減率(本体比較) 削減量(年間)
マイルドクレンジングオイル

82%

26.9t

ピュアモイスト泡洗顔料

90%

23.2t

ビューティブーケ やわ肌泡洗顔料

87.5%

1.5t

アテニアのエコパック

アテニアは、「容器を毎回捨てるのはもったない」というお客様の声をきっかけに、1995年からつめかえ容器(エコパック)の商品化に取り組んでいます。
スキンケア商品では、エコパック専用ホルダーやワンタッチでつめかえができる商品もラインナップしており、レフィル製品「スキンクリア クレンズ オイル<エコパック>」では、ボトルタイプに比べて樹脂量を約85%削減することに成功しました。

リップスティックのレフィル

リップスティックのレフィル

ファンケルは1993年から、スティック型のリップカラーに詰め替え用の「レフィル」を採用しています。外側のケースは繰り返し使えて、使い終わったあとのゴミも減らせる利点もあります。その当時から「容器がもったいない」というお客様もいらっしゃったので、お喜びの声もいただきました。
今ではお客様のエコに対する関心も高くなり、多くの詰め替えに対応したリップメイク商品が販売されていますが、ファンケルは25年以上前から、商品のエコに着目して取り組みを続けてきました。

RECYCLE(資源にする)

容器回収リサイクル「FANCL リサイクルプログラム~花と緑を広げよう~」

お客様とともに進める環境活動“HAPPYエコ お客様とともに未来をつくる”の一環として、ファンケル化粧品の使用済みプラスチック容器を回収し、リサイクルする取り組みが2021年7月20日からスタート。 ファンケル化粧品の使用済みプラスチック容器を一部の直営店舗で回収し、花や緑を育てる「植木鉢」にリサイクルする取り組みです。リサイクルされた「植木鉢」は、ファンケル本社がある横浜市が毎年主催している、花のイベント「ガーデンネックレス横浜」に寄贈します。今後は回収店舗での対象製品の販売数に対して約20%の使用済み容器回収を目標として、回収店舗および回収量の増加に挑戦していきます。

RENEWABLE(代替素材をつかう)

国内業界初!「ペットボトルキャップ」の再利用

「ペットボトルキャップ」の再利用

ファンケルグループは、2019年にキリングループと資本業務提携を行い、さまざまな共同開発を進めています。
「スキンクリア クレンズ オイル<エコパック>」容器のポリエチレン製スパウト部に、ペットボトルのキャップ由来する再生樹脂を採用したことも、そのひとつ。国内で初めて、同素材を化粧品容器に採用しました。
これにより、キリンビバレッジはペットボトルキャップの約3~4割を再利用することができ、廃棄物による環境負荷低減に成功しました。
またアテニアでは、再生樹脂の採用により、従来本製品に使用していたプラスチック量の約40%を削減しました。

容器全体が環境配慮素材に

ファンケルの基礎化粧品は、ボトルに植物由来プラスチックを採用しています。エンリッチプラスは新たにキャップ、ポンプも再生由来プラスチックなどを採用しました。環境配慮素材使用率では、化粧液は 100%、乳液は 87%※1となり、従来よりも大幅に石油由来プラスチックの使用量を削減しました。エンリッチプラスと同型容器※2を採用している商品についても順次対応していきます。

  1. 乳液ポンプの一部分未対応
  2. モイストリファイン、ホワイトニング、アクネケア
植物由来プラスチック

植物由来プラスチック

マイルドクレンジングシャンプー、モイストボディウォッシュのボトルでは、植物由来プラスチックを100%採用するとともに、プラスチック量を従来品より約30%削減しました。

植物由来プラスチック

ヘアケアライン「艶衣」のシャンプーボトル、ベビーケアラインのベビー全身泡ウォッシュ、ベビーミルクに植物由来プラスチックを採用しています。

植物由来プラスチック

ディープクリア 洗顔パウダーでは、容器の一部に植物由来プラスチックを配合すると共に、従来プラスチックであった外装を、適切に管理された森林由来の原材料で作られた紙製パッケージに変更しました。紙に切り替えることで年間*約7.0tのプラスチックを削減することができます。
*2020年度売上数換算

植物由来プラスチック

流通専用品のパッケージでの取り組み

ファンケルの流通専用品

ファンケルの流通専用品では、商品を包むプラスチック包装に植物由来プラスチックを使用しています。

2020年6月下旬より、プラスチック製の「ローソン」専用パッケージを、適切に管理された森林由来の原材料で作られた紙製パッケージに順次変更しています。紙に切り替えることで年間約6.8tのプラスチックを削減することができます。

植物由来プラスチック
ローソン紙パッケージ

環境にやさしい紙の採用

ファンケルグループでは、森林保全の観点から、製品に使用する容器包材は2025年度までに環境配慮紙100%採用を目指しています。また、製品だけでなく、情報誌、店舗の紙袋やレシート、通信販売の輸送箱には、森林認証紙を採用しており、各種印刷物、販促資材においても積極的に環境配慮紙を採用しています。

認証紙、非木材紙、再生紙等

マイクロプラスチックビースへの対応

化粧品の原料において、プラスチック問題に配慮した商品開発を行なっています。
ファンケル・アテニアでは、洗い流し化粧品に「マイクロプラスチックビーズ」を使用していません。
肌の汚れや古い角層を除去するスクラブ剤の一種である「マイクロプラスチックビーズ」に関しては、近年、国内外で環境への影響が懸念されており、世界各国で使用に関する規制が進んでいます。
ファンケルグループでは、今後も環境に配慮した商品づくりを進めていきます。

サステナビリティ