
ファンケルグループは、特許として守るべきものと、ノウハウとして守るべきものとを見極め、事業貢献が大きいと判断した発明については、積極的に特許出願を行っています。一方で、他者の知的財産権を尊重して研究開発を行う体制を構築しています。ファンケルグループの持続的な成長に寄与し、お客様へ提供する製品・サービスの価値を向上することを目指しています。
1981年創業当時からの取り組み
「安心して化粧品を使って欲しい」「大切なお肌には新鮮な化粧品を、新鮮なうちに使っていただきたい」 その想いを実現した密封バイアル瓶のアイデアや、安心できる成分だけでつくった乳液に関する技術に関して創業当初から積極的に知的財産を活用していました。


「容器の密封キャップ構造」の特許証

「プロポリス組成物」の特許証
当社が初めて「健康食品」を扱ったのは1986年で、販売した商品は「ローヤルゼリー」です。1994年にはサプリメントの研究を始め、ローヤルゼリーに関する特許第1号を取得。品質の安全性はもちろんのこと、多くの臨床実験まで手がけ、エビデンスに加え体内効率も重視した商品づくりを行い、多くの特許を保有するようになりました。
特許件数
創出された発明や研究成果を知的財産(特許・ノウハウ)として保護し、特に事業貢献が大きいと見込まれる発明については積極的に特許出願を行っています。
2024年度に出願をした特許は国内29件、海外15件でした。また、過去に出願した特許のうち国内42件、海外14件が登録となりました。国内で登録された特許の内訳は、化粧品事業20件、健康食品事業19件、新規事業3件です。
今後の取り組み

変化の激しい社会の中でも、当社の競争優位性を確保すべく、経営戦略・事業戦略・研究戦略に即応する知財活動を推進していきます。研究戦略においては、未来に向けた“社会課題やお客様ニーズへの対応”と“ファンケルの成長”の二つの視点で、新たな研究領域を設定し、その実現に向けた研究開発を推進していきます。特許においても、新たな研究領域と連動し、研究開発を力強く支え、お客様へ提供する製品・サービスの価値を向上することを目指します。