何気ない感動をずっと。FANCL

品質と安全性

品質・安全性保証の体制

お客様に安全・安心な製品をお届けするために、各プロセスにおいて独自の厳しい基準を設定し、品質・安全性を保証しています。

安全な原料選定のための体制を整備

新たに使用する原料は、原料に関する情報の確認、製造方法の確認、論文調査、原料の安全性確認や有害物質の検査などを行い、安全性の専門部署が審査を行っています。この安全性審査の結果を考慮し、関連部門が参加する「原料管理部会」「新原料審議会」で採用の可否を決定しています。

  • 原料情報の確認

関連法規に適合しているか、基原(由来)・原産地、安全性データ・市場実績、微生物や有害物質検査データを確認しています。原料規格書や試験成績書、原料製造ラインでのアレルギー物質や異物混入リスクがないかどうかをチェックしています。

  • 原料の品質評価

原料の特性に応じて、微生物検査、有害金属、アレルギー物質、残留農薬などの必要な検査を行い、安全性に懸念がないことを確認しています。

品質と安全性を追求した製品開発

化粧品:お客様に素肌美をお届けするための製剤設計

ファンケルの無添加処方は、素肌美を叶えるためにすべてのお客様に負担なくご使用いただけるよう、肌にストレスとなると判断した成分は配合しません。

  • アレルギーを起こす可能性の高い成分(防腐剤・石油系界面活性剤・合成香料・合成色素・紫外線吸収剤など)を除外する製剤設計を行っています。
  • 肌への効果が確認されていても、肌にストレスを与える可能性のある成分については特に注意を払っています。
  • 製品の品質を守るために企画・研究から製造まで、全て自社管理のもとで行い独自の厳しい基準を設けています。

健康食品:常に同一品質の製品を提供するための製剤設計

製造現場で常に一定品質のものができるよう、製剤設計においては製剤重量、崩壊性、含量均一性等を考慮し、研究にて処方や製法を設計しています。

  • 賦形剤(製剤を作るための原料)を極力少なくできるように、独自の処方設計AIを開発し、製剤設計を行っています。
  • 毎日続けやすいよう、製品の飲みやすさ(ユーザビリティ)を重視し、サプリメントの厚みや丸み、大きさ、食品の味や匂いについても独自の評価を行い、ホームユーステスト等を行いながら決定しています。

お客様の安心・安全のための独自品質基準

設計した製品は、製品が意図した機能を発揮できるか確認する有用性試験の実施・効果検証、製品の使用による肌変化や摂取による体調変化が起きないかを確認する安全性試験を必要に応じて実施し、ファンケル品質基準に適合していることを必ず確認しています。

化粧品

  • 製品設計に応じた安全性検証(細胞毒性テスト、敏感肌パッチテスト、敏感肌使用テスト、アレルギーテスト、ノンコメドジェニックテスト、微弱刺激テスト、皮膚科医監修による使用テスト)を行い、安全性含めた品質を確認しています。

健康食品

  • 有害物質や異物混入等の自社の安全性基準を満たしていることを確認しています。
  • 全製品について保存安定性試験を行い、適切な賞味期限を設定しています。
    安定性試験の一つの指標として官能評価があり、専門の訓練を受けた官能検査員が、製品の外観や匂い・味について必要な項目を経時的に確認し、賞味期限内の品質を確認しています。

製造環境の整備

医薬品レベルを目指した生産体系を構築

GMP基準等に即した工場にて、GMP3原則(人為的な誤りを最小限にする/製品への汚染を防止する/高い品質保証システムの構築)に基づき、製造・衛生・品質管理体制を構築した工場での生産を行っております。

  • 作業ごとに指図書、記録書を作成し、トレーサビリティがとれる体制となっています。
  • フィルトレーションされた空調環境で生産し、粉塵異物を持ち込まない・発生させない・堆積させない・排除する仕組みを構築しています。
  • 定期的な従業員教育、品質管理(QC)活動を実施し、常にボトムアップを目指しています。

GMP(Good Manufacturing Practice)とは製造管理および品質管理に関する基準。

生産拠点に関わる基準

化粧品・健康食品、国内6ヶ所にある生産拠点は、各種基準や自主規格に即し、安心・安全な製品をお客様へお届けすることを使命に、ファンケル独自の厳しい基準を持って製造を行っています。

  • 千葉工場、滋賀工場、群馬工場 化粧品GMP 準拠割合100%
  • 横浜工場、三島工場 健康食品GMP 取得割合100%
  • 長野工場、三島工場 FSSC22000 取得割合100%

国際的な安全基準をもつ長野工場/三島工場

ファンケル美健長野工場は2015年11月に国際的な食品安全規格基準「FSSC22000」の認証を取得しました。発芽米を安全に生産する衛生的な工場環境は、製品をご愛用いただく多くのお客様、お取引先様からも高い評価を得ています。
また、ファンケル美健三島工場でも2022年11月に同認証を取得しました。今回の認証取得により、日本国内はもちろんのこと海外のお客様にも当社商品を安心してご利用いただくとともに、今後も食品安全・品質保証レベル向上に取り組みます。

サプライヤー点検・研修の実施

ファンケルでは、グループ会社だけでなく、製造を委託しているサプライヤーの点検を実施しています。化粧品は、原則年1回以上、その他、必要に応じた頻度で実施しています。
GMP等に基づいた品質システムの有効性確認、製造管理・品質管理の状況、設備・機器管理の状況、従業員教育の実施状況などの確認を行い、必要な是正対応の実施・改善を図り、必要に応じて法規制の改定に関連した内容等の確認・対応にも取り組んでいます。
これらの情報共有や意見交換を行うことで、グループ会社、サプライヤーにおける知識の向上を図っています。

GMP(Good Manufacturing Practice)とは製造管理および品質管理に関する基準。

安心・安全のための徹底した品質管理

原料は使用実績を考慮した受入れ検査体制を構築し、製品は、製造ロット毎に製造工程内および品質管理部門におけるダブルでの検査体制を確立し、出荷可否判断を実施しております。

  • 原料は、メーカーの試験成績書を確認し、自社でも異物混入がないかの確認を含む外観・性状検査、微生物検査、成分分析を実施しています。また使用期限管理を行い、品質劣化した原料を使用しないように努めています。
  • 製品は、生産時の工程内検査を実施しており、異常をいち早く感知して工程を修正し、異常が確認された工程で生産されたものは次工程に流さない体制となっています。
  • 品質管理部門での検査は、内容物と最終製品の両方で検査しており、外観・性状検査、物性検査、微生物検査、異物混入の有無などを検査し、基準を逸脱した製品の出荷を体系的に止める体制を確立しています。

健康食品のさらなる安全性:フードディフェンスを意識した工場管理

意図的な食品への異物混入を防止するため、生体認証等を導入した製造エリアへの立ち入り制限/製造エリアへのカメラの設置/専用更衣の着用および持ち込み物の管理等、フードディフェンス体制の導入および向上に努めております。

  • 工場内への入室は、関係者以外の立ち入りを制限しています。さらに、一部の工場においては、生産区域入室の際、生体認証による入室の管理・記録を実施しています。
  • 工場内にはカメラを設置しており、人・物の動きを確認することが可能となっています。
  • 生産現場への持ち込み品はルール化しており、制限されています。
  • 毒劇物は施錠管理を徹底しており、管理者も制限されています。
  • 従業員への教育を通じ意識づけを行っています。

販売後も異変を見逃さないサポート体制

専門知識を持ったスタッフがお客様の美容と健康のサポートを使命とし、化粧品とサプリメント・食品に関する不安に丁寧に寄り添い続けています。

  • お客様からのお声の社内共有
  • 肌変化のお申し出の評価

肌変化のお問合せをいただいた際、化粧品の安全性に関する専門家「安全管理責任者」が製品との関連性について評価・検討

  • 体調変化のお申し出の評価

体調変化のお問合せをいただいた際、医療従事者を含む専門メンバーによる製品との関連性について評価・検討

  • 製品の定期的な抜き取り調査

サステナビリティ